79 おとぎ話のお姫様 ページ12
お姫様から王子様を迎えに行くおとぎ話なんて私は聞いたことがない。
いつだって、
お姫様は王子様が来てくれるのをお城の中でただずっとおしとやかに、
あるいは眠って、
あるいは願いながら静かに待っていた。
でも、私にはそんな物語に対してずっと不思議だったことがある。
それは
お姫様は待っている間退屈じゃないの?
何もしないでただ守られているだけ?
ってこと。
私はお姫様にはほど遠い。
ていうか、私がお姫様とか地球がひっくり返っても有り得ない。
私は物語の中ならせめて
街で噂話をしている街娘Aぐらい。
だって私は
お姫様みたいに優雅でもないし、
お姫様みたいに可憐でもないし、
ましてやお姫様みたいな美貌を兼ね備えているわけでもない。
だから、ね。
王子様が来るのをじっと待ってなんていられるか。
退屈は嫌いじゃないけれど目の前の幸せを掴まないほど私は退屈でもない。
さて、王子様に会いに行きましょうか…
噂話が好きな街娘Aは王子様に走って会いに行く。
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ショコラティア(プロフ) - 禊ゆうとさん» どもども。毎回初コメありがとーですww今度は飴ちゃんからキャラメルにしようかな?w ういっす。頑張らせてもらいまっすw (2014年3月24日 22時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
禊ゆうと(プロフ) - どうもコメント常習犯でございますw頑張れ! (2014年3月24日 22時) (レス) id: 4d537a68f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラティア x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/simeyo/
作成日時:2014年3月24日 21時