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65 平穏を乱す者3 黄瀬side ページ37

「なぁ、またオレに渡せよ前みたいにさ?」






頭の中で何かが切れる音がした。









「黙れ」






ふざけんなよ。…前みたいに?




あいつらなんてどうでもいいんだよ。




「他のバカ女なんてくれてやる。


別に見かけしか見てねぇヤツなんてハナから興味ねぇよ…




ただ、Aだけには手ぇ出したら許さねぇ」



言い終わるのが速かったのか殴りかかるのが速かったのか…



もうぐったりとしてるAっちを離して灰崎はオレの攻撃をよけた。





「っ!黄瀬君!」





Aっちは咳き込みながらもオレの名前を呼んだ。






「逃げて下さいっス」





お願いだから、灰崎がまた君を傷つける前に、






クソッ…好きな女さえ守ることが出来ない非力な自分に腹が立つ。







「オイ!大丈夫か!?」




その声は中学生のときよく聞き慣れたチームメイトの声で





「っ!青峰っち!?」





突如として乱入してきた第三者はキセキの世代の絶対的エース、









青峰大輝のものだった。









「1人でカッコつけてんじゃねぇよ」





そう言うと彼はまるで野生動物を連想させるような動きで灰崎を殴り倒した。









「大丈夫だったか?黄瀬と……?」




「Aっちっス」




「Aっち?珍しいな。お前が女に『っち』つけるなんて」









ホント、自分でも驚いている。




オレは彼女に恋をしているんだから。

66 守ってもらえる→←64 平穏を乱す者2 黄瀬side



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ショコラティア@ボード見(プロフ) - チーズ@へいちょさん» そうなんですよね……(・ε・` ) (2014年4月8日 9時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
チーズ@へいちょ(プロフ) - ショコラティア@ボード見さん» ルールを破る人って、絶対いますからね〜(T ^ T) (2014年4月7日 23時) (レス) id: a6afeedc23 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラティア@ボード見(プロフ) - チーズ@へいちょさん» なかなか、難しいですよね…(´-ω-`) (2014年4月7日 11時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)
チーズ@へいちょ(プロフ) - ショコラティア@ボード見さん» 全員がこれらに注意していけたらいいんですけど... (2014年4月7日 0時) (レス) id: a6afeedc23 (このIDを非表示/違反報告)
ショコラティア@ボード見(プロフ) - チーズ@へいちょさん» そうですよ!その時の感情だけに左右されて人を傷つけたりしないか、注意していかないとです。 (2014年4月6日 4時) (レス) id: 878191e79d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ショコラティア | 作成日時:2014年3月11日 23時

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