黄瀬君、あなたは私にとって……なんなんでしょうね？２

５０　メール2 ページ21

『to高尾さん

　初メールReReRe
企業秘密って…ww
黄瀬君に渡してもいいです。ていうか、お願いします。

あと、渡すときに今まで送れなくてごめんね。

って伝えてもらえますか？』

『ピロリン、メールが届いたよ〜』



なんでこんなに速いんだろうか…



『from高尾さん
　初メールReReReRe


Ok了解しました。


ていうか、黄瀬にタメ口なんだからオレにもタメ口でいいよ？

ていうかタメ口にしてくれない？』

『to高尾さん
　初メールReReReReRe
　
ありがとう！

｢A様？お風呂はどうなさいますか？｣


扉の向こう側でそんな声が聞こえた。




｢あ、今入るよ〜｣



『to高尾さん
　初メールReReReReRe
ありがとう！


今からお風呂に入るので、メール返せなくなります。


また、メールできたらやろうね！

　 A』



『ピロリン、メールが届いたよ〜』



だから返信が早過ぎるっての。



『from高尾さん
　初メールReReReReReRe


Okです！


PS黄瀬がすごい喜んでたから』




そんなに待ってたのかな？


悪いことをしちゃったなぁ…



そう思いながら私はスマホをベットの上に置いて部屋を出た。


まさか、あのメールに続きがあったなんて知らずに。



『from高尾さん
　メールReReReReReRe

Okです！



PS黄瀬がすごい喜んでたから。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
何か困ったことになったら相談に乗るからね〜』



何の相談かなんてそのときの私に分かるはずがない。

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