黄瀬君、あなたは私にとって……なんなんでしょうね？２

４６ 秀徳高校 ページ17

次の日



｢秀徳、高校………？｣




おはようございます。みなさん、笹ヶ峰Aです。


今ちょっと離れたコンビニまで買い物をしに行って帰ってくる途中、

玄関にうちの学校名がかかれた板の隣に秀徳高校とかかれた板があったんです。



これは大変ですね。一大事ですよ。

だって、秀徳高校といえばキセキの世代、緑間真太郎さんが通っているところ。

急いでリコさんに報告しなくては……



そう思って角を曲がると日向さんにぶつかりそうになった。



｢うおっ!?｣



｢うなぁ!?｣


後ろには伊月さんもいて笑われてしまった。



｢すっ、すみません!!ケガとかしてないですか!?｣


｢俺は大丈夫だけど、お前こそ大丈夫なのか？｣



｢はっ！『毛蟹の怪我人』キタコ｢伊月、今すぐやめろ。今すぐにだ｣｣



ふむ、この人たちはいつでも仲良しさんなんだね。

ってそうじゃなくて！


｢日向さん、リコさんって今どこにいますか？｣


｢ん？リコなら調理場にいると思うけど、どうかしたのか？｣


｢あの、しゅうと｢む、なぜ誠凜がここにもいるのだよ？…お前は!?｣｣






そう言って突然現れたその人は私の姿を捉えた。




とりあえず、その口調と手に持っているアヒルは何なのだよ？




｢緑間!?｣




｢秀徳高校がここで合宿をするみたいです｣




｢偶然って怖いな…｣

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