相反恋愛 Ⅲ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ44)

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Story 136 ページ44

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『ディオリスです、マクゴナガル先生』

マク「お入りなさい」

月曜の二時

私は進路指導のためにマクゴナガル先生の部屋へ訪れていた。

マクゴナガル先生に通され、中に入れば視界に映る嫌な奴。

なんでアンブリッジがいるの？

ここまで干渉してくるわけ？

しかし、マクゴナガル先生はあいつをいないものとしているようだった。

あれに触れようともしない。

マク「おかけなさい、ディオリス」

言われた通りに先生の前の椅子に腰をかける。

アンブリッジがクリップボードに羽根ペンで文字を書く音が聞こえてくるのが不快だ。

マク「さて、ディオリス。この面接は、あなたの進路に関して話し合い、六年目、七年目でどの学科を継続するかを決める指導をするためのものです。まぁ…あなたにとって、この質問は愚問だと思いますが、ホグワーツを卒業後、何をしたいか、考えがありますか？」

『闇祓いを』

マク「そうでしょうね。闇祓いになるためには、最優秀の成績が必要ですが、まぁ、あなたは心配する必要もないでしょう。どの科目を取るべきかを今から伝えます。」

『はい。』

アンブリッジが私を見ろとでも言うように咳をする。

見るかばーか

マク「闇の魔術に対する防衛術は必須ですが…その他”変身術”を勧めます。なぜなら、闇祓いは往々にして、仕事場変身したり元に戻ったりする必要があひます。それで、今はっきり言っておきますが、ディオリス。私のNEWTのクラスには、OWLレベルで”E・期待以上”つまり、”良”以上を取った者でなければ入れません。勿論、あなたに心配はしていませんが。」

少し気を張っていた表情を緩めながら先生はそう言った。

勉強してきて良かった…

私がこれだもん、お兄様は相当余裕だっただろうな

マク「さらに、”呪文学”です。これは常に役に立ちます。それと、”魔法薬学”。闇祓いにとって、毒薬と解毒剤を学ぶことは不可欠です。それに、言っておかなければなりませんが、スネイプ先生はOWLで”O・優”を取った者以外は絶対に教えません。ですから＿＿のど飴を差し上げましょうか、ドローレス」

アンブリッジがこれまでで一番はっきり聞こえる咳をしたことで、マクゴナガル先生はアンブリッジ先生の方を見もせずに、素っ気なく言った。

アン「あら、結構ですわ、ご親切にどうも。ただね、ミネルバ、ほんと一言、口を挟んでよろしいかしら？」

口を出すな