相反恋愛 Ⅲ【ドラコ・マルフォイ】 (ページ43)

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Story 135 ページ43

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差し迫った試験の重要性を強調するかのように、イースター休暇が終わる少し前に、魔法界の職業を紹介する小冊子やチラシ、ビラなどが、グリフィンドール塔のテーブルに積み上げられるようになり、掲示板にはまたまた新しいお知らせが張り出された。

『進路指導…』

夏学期の最初の週に、五年生は全員、寮監と短時間面接し、将来の職業について相談すること。

個人面接の時間は左記リストの通り。

リストを辿ると、私は月曜の二時半にマクゴナガル先生の部屋に行くことになっていた。

もうそんな時期なんだ

私も、ほかの五年生たちも休暇最後の週末の大部分を、生徒たちが目を通すようにと寮に置かれていた職業紹介資料を読んで過ごした。

結局、デート出来なかったな。

試験勉強で忙しいのもあるけど、あいつがあのババアの下で動いてるから余計に会えない。

ロ「まあね、癒術はやりたくないな。」

『…？』

骨と杖が交差した紋章がついた表紙の、聖マンゴのパンフレットに没頭しながらロンが言った。

ロ「こんなことが書いてあるよ。NEWT(いもり)試験で、”魔法薬学”、”薬草学”、”変身術”、”呪文学”、”闇の魔術に対する防衛術”で、少なくとも”E・期待以上”を取る必要があるってさ。これって…おっどろき…期待度が低くていらっしゃるよな？」

ハー「でも、それって、とっても責任のある仕事じゃない？」

そんなハーマイオニーが読んでいる冊子の表紙には、”あなたはマグル関係の仕事を考えていますね？”と書いてあった。

ハーマイオニーは、卒業したらマグルの世界に帰ってしまうのだろうか

ハーマイオニーなら魔法界でだって良いところに就職できるはずなのに

ハ「マユは何になりたいの？」

『私？私は闇祓いだよ。そうやって私の一族は続いてきた。お兄様も卒業したら魔法省で闇祓いになるはずだよ』

ハ「闇祓いかぁ…」

ロ「くれぐれもパーシーみたいになるなよな」

『あぁ…なるわけないでしょ？魔法省に勤めるからって魔法省に忠誠を誓うわけじゃないんだから。あれと一緒にしないで』

ロ「ま、あいつの頭がお堅いだけさ！」

ロンのお兄様のパーシーは魔法省に勤めてから態度がガラリと変わってしまった。

あの間抜けな魔法大臣の側近になってからかな。

モリーさんは自分の息子の変わりように毎日のように泣いていた。

あぁはなりたくない。