Story 76 ページ31
＊
ド「…それが、あの人っていうことか」
『…そう。』
当時、スリザリン生としてホグワーツに在学していたドローレス・アンブリッジには、強く好意を寄せている相手がいた。
それが、私のお父様…アベル・ディオリス。
頭も良く、容姿も整っていて、何より勇敢。
そして純血の魔法使い。
それに強く惹かれていったそうだ。
だからこそ、お父様に関わる女が憎くて仕方がなかった。
お父様に近づく女は全員あらゆる方法で排除。
退学にさせたり、学校に来られないようにしたり…
それはそれはあくどかったそう。
勿論、お母様にもアンブリッジの魔の手が及んだ。
でも、お母様は強かった。
アンブリッジはお母様に勝てなかった。
何に対しても。
それが更にアンブリッジを激情させた。
最悪だったのは、お父様が大広間でお母様に想いを告げたこと。
そして晴れて恋人同士になってしまったこと。
アンブリッジの暴走はそこから始まった。
お父様を執拗に追い回し、お母様に幾度となく嫌がらせをし、周りの人間に嘘を吹き込んだ。
結果、周りの人間からは嫌われ、お父様から憎悪の感情を向けられ…望んでいたものが全て崩れ去った。
お母様にはそもそも相手にもされなかったみたいだけど。
そして…ホグワーツ卒業後。
お父様とお母様の進路…魔法省で闇祓いになるという情報を聞きつけたアンブリッジは、魔法省に入省。
そして、どんな手を使ったのかは知らないが、魔法大臣付上級次官となった。
しかし、お父様とお母様の結婚。
そして第一子となるお兄様の誕生により、お父様への希望は完全に絶たれた。
アンブリッジの怒りを買ったお母様は、魔法省をクビに。
まぁ、魔法省でも評判の良かったお母様のクビには、周りの役人たちも流石にアンブリッジに対して不信感を強く持ったそうだ。
…そして、
『そんなお母様から生まれた私とお兄様は、小さい頃からアンブリッジから嫌がらせを受けてきた。会う度に、お母様の悪口や、”あの女の娘なんて汚らわしい。男なら誰にでも素肌を見せる売女の血”って言われてきた。』
あの女のお母様への憎しみは、人一倍凄かった。
事故に見せかけて…殺されかけたことだってある。
『お兄様だって、そうだったのに…』
お兄様は、お母様よりお父様の名誉を取った。
結局…お兄様はお父様に執着してるんだ。
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ラムネ - 更新待ってます❗ (2022年1月3日 13時) (
レス) @page45 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 主人公の強い女の子感最高すぎます！ (2021年12月27日 15時) (レス) @page26 id: 444cc76f70 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - 毎日ドラコの小説漁ってますけど、新しく出て見てみたら最高じゃないですか！！一気に読んでしまいました、きゅんです！ (2021年12月25日 3時) (レス) @page24 id: f93237fe28 (このIDを非表示/違反報告)
Notte(プロフ) - すごい好きです。語彙力無くなってしまうほどに好きです。 (2021年12月23日 23時) (レス) id: fb4cdb52a4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ドラコとマユ可愛すぎません???( ≧∀≦)ノ (2021年12月23日 18時) (レス) @page20 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇらて | 作成日時：2021年12月19日 9時
