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***
「…」
ドアを開けると眩しい光が飛び込んで来た。
「っ…」
楽しそうな声が、すぐそばで聞こえる…
「りーちゃんりーちゃん、私髪伸びたよね」
「うん、伸びた。すげー綺麗だよな姫海の髪」
「へへ、だってお母さんとお父さんから貰った大切な髪だもん！」
「そうだな」
「ふふっ」
「…まま、か」
「ん？」
「なんでもない。それよりほら！遊ぶぞー」
「わ〜い！」
私の存在にはまだ気づいてないみたい。
そっと後ろから近づく。
「姫海何して遊びたい？」
「んー、あ！りーちゃん鬼ごっこしよ！」
「いいよ」
「りーちゃんが鬼！」
「うん」
「じゃあ私逃げるね！！…あれ？」
「！」
いきなり立ち上がり
振り返った姫海と目が合う。
「姫海どうかし……ぇ」
姫海につられて凛音も私の方を見る。
2人とバッチリ目が合う。
「りーちゃん…」
「嘘…だろ」
「…」
戸惑う2人。
私がここで頑張らなきゃ…
「…凛音、姫海…ただいまっ…」
「お母さん…？」
「っ！」
「…うんっ。お母さんだよ」
「どうして！？どうしてお母さんが…」
「まま…」
「2人に会いに来たんだよ」
「お母さん…お母さぁぁぁんッ！！！」
「…」
「姫海っ」
姫海が勢い良く私に抱きついて来た。
私はしっかりと抱きとめる。
「おか、お母さん…ひっぐ…」
「ごめんね…ごめん」
「私、私待ってたよっ…お母さんのこと、ずっと待ってたの！！」
「うんっ」
「もう、お母さんから離れたくない！！」
「私もだよ…」
泣きじゃくる姫海をあやす様に
背中をさする。
「ひっぐ…っ」
「…」
一方で凛音は、私の姿を見ながら
その場で静かに涙を流していた。
「凛音」
「…ホントに、ままなの…？」
「うん」
「でもままは死んだのに、なんでここに…」
「2人に会いたくて…戻ってきちゃった」
「そんなのありえない！！」
「…」
「ままは、ままはもう居ないのに…」
「…凛音」
「俺は騙されないから！！！」
「…凛音、こっちおいで。」
「嫌だ！！」
「おまじない、してあげるから」
「へ…」
「私と凛音が一緒にやってたおまじない。凛音は頭良いからそう考えちゃうかも知れない…でも、私はホントのままだよ」
「っ」
「大丈夫、だからおいで」
あなたを信じてるから。
***
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ロキ(プロフ) - Rio@レオぴの虜さん» コメントありがとうございます！シリーズ多くて読むの大変だと思いますが、是非これからも読んでもらえると嬉しいですっ(；ω；)頑張りますね！！ (2017年2月1日 19時) (
レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！好きになっていただけて良かったです！！頑張らせていただきますねっ！！！((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2017年2月1日 19時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 蓮華さん» コメントありがとうございます！最初の作品から読んでいただけてるなんて本当に嬉しいです((>ω<｡)))蓮華さんや皆さんの期待に応えられるようにこれからも頑張りたいと思いますっ。引き続き愛読よろしくお願いします！！ (2017年2月1日 19時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
Rio@レオぴの虜 - ホンマにロキさんのこのシリーズ最高ですっ！めっちゃ泣けるし話の内容もとってもいいですっ！これからも更新頑張ってください♪ (2017年1月25日 17時) (レス) id: ab48ffeaa4 (このIDを非表示/違反報告)
リン - このシリーズ作で何回泣いたことか、、、。大好きです！応援してます！これからも楽しみにしてます！ (2017年1月17日 22時) (レス) id: 71503843a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年12月30日 0時
