喜んで-Twenty-third‐《あんスタ》

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「さぁー！娘よ！出陣だよ！」


「分かったから叫ばないで」




2人で大型のショッピングモールへ。
ここなら何でも揃う。


以前凛月と来たショッピングモールもここだ
あの時からあまり変わってないな。




「最初はどこ行く？」


「服見に行こう」


「おっけー」




母の隣に並ぶようにして歩く。
久しぶりに履いたヒールでフラッとするけど
何とかなるよね。




「今日あんまり人いないね」


「思った」


「何かあるのかな？」


「無いから居ないんだよ」


「あーね」




いつもならいっぱい人が居るのに
今日は少なめ。ある意味ラッキー。




「お父さんどんな服好きかな〜」


「お父さんのも選ぶの？」


「うん。それとお父さんを虜にさせるヤバめの服も買う！！」


「え…」


「あら？男に気に入ってもらいたいならそーゆー事も考えないとダメよ！」


「うぇー」


「若い頃は可愛いのからセクシーなのまで色々着て、お父さんの目をハートにさせてきたんだから私！」


「ふーん」


「あーもー楽しみー！」


「お父さんの理性凄いって思っちゃう」


「え？お父さんすぐ壊すよ理性」


「…！？」


「でもその時！分かる？その時こそがホンットにかっこいいの！！」


「何か想像できる…」


「はーダメだ。お父さん好きすぎてツラい」


「あはは…」


「あんたもそーゆー人選びなよ？」


「…」





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