story55 ページ6
***
「ふぅ…」
「落ち着いた？」
「…うん、ありがとう」
「良かった」
ブランコに乗りながら話をする。
「でも、なんでAそんなに若いの？」
「…真緒は輪廻転生って知ってる？」
「輪廻転生…あの、前世の記憶を持ったまま産まれてくることだよな？」
「そう。私それなの」
「え！？」
「死んだ後にね、凛月に化けた悪魔が居てね…私の事助けてくれたの」
「すげぇな…」
「おとぎ話みたいだよね。それで、こっち来る時は転生しないとダメみたいで…」
「その悪魔がAの転生に手を加えたって事か？」
「そうなの。それで、目が覚めたらこういう設定になってて…私もビックリしてるの」
「そうだったのか…」
「…ホントにごめん。信用性かなり薄いけど本当の事なの…」
「いいや大丈夫だよ、俺はAの事信じてっから」
「っ…さすが真緒…」
「てことはだぞ？俺って分かったまま接してたのか？？」
「あー…うん…そうなの。それについてもごめん…」
「うわぁ、なんか恥ずい…」
「でも優しい真緒は変わらないなって思って凄く嬉しかったんだよ」
「う…でも、ほら…俺色々爆弾発言してたじゃん…」
「んふふ、そうだねっ。可愛かったよ」
「だぁもう…死にてぇ…」
「あははっ」
「はぁ…」
真緒は顔が真っ赤になっていた。
「マジ忘れて…」
「やだ」
「くっそ…」
「ふふふっ。でもね、この事まだ真緒にしか伝えてなくて…」
「凛月達は知らねぇのか？」
「…知ってても、ほら。また除け者にされちゃうの分かってるから…」
「でも、会いたいんだろ？」
「！」
「聞かせてくれ。何の為に戻ってきたんだ？」
「それは…だから、みんなに会いたくて…」
「…凛月のためにだろ？」
「なっ！そ、そうじゃなくて…そう…だけど…でも…」
「いーよいーよ。盛大にフラれてる気するけどいーや。」
「う…」
「とりあえず俺は、Aが戻って来てくれただけで嬉しいからよ」
「真緒…」
「ここが病院だったら、俺は今迷わずキスしてたかもな？ははっ」
「…そうだね」
「…」
複雑な感情だよねお互い。
***
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ちび - 最高です！ 続きが楽しみです！頑張って下さい (2016年11月20日 16時) (
レス) id: b57152f228 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ロキさん» 応援してます！この小説が好きすぎて気づけばテスト週間の日まで見てました 笑 そのくらい大好きです！ (2016年11月15日 16時) (レス) id: d50daacee5 (このIDを非表示/違反報告)
白玉だんご(プロフ) - 凛月と主人公ちゃんがどうなってくのかとっても気になっちゃいます(´・ω・｀)更新楽しみに待ってます！ (2016年11月15日 6時) (レス) id: ba60e0b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - ロキさん» 今回もとても素晴らしいです……！更新頑張ってください！応援してます！ロキさんの作品大好きです(´；ω；｀) (2016年11月14日 22時) (レス) id: 8ee7cf5d7a (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますね！！ (2016年11月14日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年11月9日 19時
