story98 ページ49
***
「痛い…！」
「…」
真緒に引きずられるようにして
ロビーから離れた薄暗い廊下の
突き当たりにある左側の
小さなスペースに釣れてこられた。
「真緒…なんなの！」
「俺限界なんだ」
「…」
「いつまでAのお預け食らわなきゃいけねぇんだよ」
「真緒…」
「あの時結婚出来てたら良かったのにって何回も後悔したよ俺は」
「っ」
「ハハッ、ごめんな。親のせいで」
「待って真緒…」
「でも今なら絶対認めてもらえっからさ」
「来ないで…」
「俺の事だけ見てて？」
「や、真緒！」
真緒が私を壁に追い詰めると
両手をガッチリと押さえ付けられた。
「っ、真緒」
「そうやって俺の名前呼んでくれんの嬉しい」
「止めて…」
「止めない」
「！」
真緒は自分のネクタイを器用に外すと
私は両手首に巻き付けてきた。
「えっ…」
「俺のA。なーんて凛月言うだろ？」
「真緒、落ち着いて…ね？」
「俺は落ち着いてるよ？」
「違う、真緒はこんな事しない…」
「A」
「真緒はこんな事する人じゃないっ！！」
「…馬鹿だな」
「ん…」
「俺、結構我慢してたんだぜ…？」
「真緒…っ」
「入院中ずっとAに対して我慢してたし、今のお前にだってかなり我慢してた…」
「…」
「偉いと思わねぇ？」
「思う、けど…」
「ちょっとくらい…まぁ、ちょっとじゃ済まねぇと思うけど良いだろ」
「だめ…真緒だめだよ…」
「やーだ」
「やっ！！」
真緒の舌がや唇が私の耳を刺激する。
「ん、やっ…」
「はぁ…ちょー可愛い」
「真緒っ、く、止めて！」
「無理」
真緒は私を愛おしそうに見つめながら
至る所に手を伸ばした。
そんな真緒に私は恐怖を感じた。
***
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ちび - 最高です！ 続きが楽しみです！頑張って下さい (2016年11月20日 16時) (
レス) id: b57152f228 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - ロキさん» 応援してます！この小説が好きすぎて気づけばテスト週間の日まで見てました 笑 そのくらい大好きです！ (2016年11月15日 16時) (レス) id: d50daacee5 (このIDを非表示/違反報告)
白玉だんご(プロフ) - 凛月と主人公ちゃんがどうなってくのかとっても気になっちゃいます(´・ω・｀)更新楽しみに待ってます！ (2016年11月15日 6時) (レス) id: ba60e0b4c2 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - ロキさん» 今回もとても素晴らしいです……！更新頑張ってください！応援してます！ロキさんの作品大好きです(´；ω；｀) (2016年11月14日 22時) (レス) id: 8ee7cf5d7a (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますね！！ (2016年11月14日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロキ
| 作成日時：2016年11月9日 19時
