story931 ページ36
***
「凛月…」
現在の凛月も居た。
『はぁ。仕事だるー』
『ダメですよ〜？そう言ってすぐサボろうとするんですからっ』
『やる気で無いんだもん…』
『いつもの事じゃないですかっ』
『まぁねぇ』
『ふふっ。あ、私陽人のオムツ取り替えてきますね』
『んー、いてらー』
「陽人…」
凛月が居るのは多分ユンちゃんの家。
仲良さげに会話してるのが分かる。
陽人って子は…きっと子供の事かな…
『ねぇお父さん』
『なにー？』
『俺ねー、お父さんのダンス覚えたよ』
『へー、やってみてよ』
『いくよ！』
もう1人の男の子が凛月の前でダンスを踊る。
『どお！？』
『…全然なってないー。はぁ、毎回言うけどさー？ロボットみたいな動きなんだよお前』
『えぇー、キレキレに踊ってるつもりなのに』
『ホントに俺の息子なのかってくらい下手くそー』
『うー！言ったな！もっと練習して上手くなるから待ってて！！』
『はいはい、期待してないから〜』
『ｸﾞｽｯ…お母さん上手いって褒めるのに…』
『お世辞でしょ。てか、泣かないでよ』
『だってお父さんがっ…ﾋｯｸ』
『あー、俺が悪かったから。』
『ｸﾞｽｯ…』
『上手かったー上手かったから部屋行きな？』
『え！ほんと！？』
『んー。』
『やった！ありがと！お父さん！』
『はいはい、いーから早く部屋行きな』
『うん！！』
またまた息子と思われる子が
嬉しそうに凛月の前で跳ねた後、
何処かへ行ってしまった。
その場には凛月1人。
『…凛音なら、もっと上手く踊れるのに…』
「凛月…」
『…A』
「！！！」
『…会いたい』
「っ…」
心臓の鼓動が速くなる。
凛月、どうして…？
『だーれに会いたいんですか？』
『…ん？別に 』
赤ちゃんを抱いたユンちゃんが戻って来た。
『もう、私が居るのに他の人に目移りするのはダメですよ？』
『してないー。』
『全く…』
ユンちゃんが凛月の隣に座り込む。
『私だけ見ててください…』
『ん、分かってる』
『ふふ、良かったっ』
『…』
『凛月さん』
『ん？』
『ふふっ』
『あー、はいはい…ん』
『んっ…』
2人はそのまま深いキスをした。
そこで映像は切れた。
「…」
あの言葉が頭から離れなかった。
***
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロキ(プロフ) - 小鳥さん» コメントありがとうございます！なんか申し訳ないです(′;ω;｀)でも気に入って下さって嬉しい気持ちが勝ってます！！*\(^o^)/* (2016年10月16日 22時) (
レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！バッドエンドも一つの手ですよねっ！視野に入れときたいと思います！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - 心愛さん» レスありがとうございます！いやほんと、ここまで来るとは思ってなかったんですけど、やるからには最後まで頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - ち〜ぃさん» コメントありがとうございます！なるべく更新スピード遅くならないように頑張ります！ (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ロキ(プロフ) - レイさん» 2回もコメントありがとうございます！レイさんの興奮抑えられなくなるまでの作品書けるようにもっと頑張ります(←) (2016年10月16日 22時) (レス) id: 17622c5bd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロキ
| 作成日時：2016年9月10日 23時
