喜んで-tenth-《あんスタ》

story495 ページ48

***




「凛月」


「…」




とりあえず凛音が着替えてる間に
謝っておこうと思った。





「今朝ってか、毎日？なのかな。なんかごめんウザくて」


「…」


「気に障ったならホントごめん。私が悪い」


「そうやってさ」


「ん？」


「謝ったら許してもらえるよねとか思ってんでしょどうせ？」


「…」


「大体そんなもんだよね」


「ごめん、違う。そんなん全く考えてなかったよ」


「…え？」


「許してくれないって思ってた」


「ちょっとそれ失礼じゃん俺に対して」


「ふふっ、凛月のコトはまぁ…知ったかぶりじゃないけど見てきたつもりだから」


「…」


「前凛月に言われてから結構気にしてたよ私。俺の何をみてきたのー？って」


「真似下手くそ」


「あはは、だから予想はしてましたよ私。うん、これもウザイね。ごめん」


「…お前もういっこウザいとこある」


「どこ？」


「すぐ自分のせいにするとこ。ウザい」


「そう言われても、事実だし」


「…まだまだ俺の考え読めてないね」


「読むのに一生かかるかも」


「ははっ。ま、今回は許すよ。その代わり俺の特製激辛スープ飲んで」


「殺す気ですか！？！？」


「Aの健康のために決まってんじゃん」


「一応妊娠なんだけど…」


「…忘れてた」




何となくだけど和解できました。
うまくいったの初めてかも…？





***

story496→←story494

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す