風柱の彼女さん【不死川実弥】2

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実「大丈夫だ、こいつは直ぐに目を覚ます

そうしたらお前らのことまた呼んでやる

それまで任務頑張れよ」


上弦の陸との戦いお疲れさん、と頭を撫でてくれ俺たちは病室から出た


善「あのおっさん、すっげぇ怖いと思ってたけどめちゃくちゃ優しいな」

伊「強いんだろ、手合わせも楽しみだ！」

炭「伊之助はまたそればっかり…」



胡「どうでしたか？」

炭「しのぶさん！

不死川さんがいました、本当に心配そうで

でもAは安心して眠ってて」




胡「あの二人が恋仲になった時もあんな感じでしたよ」


善「恋仲になった時？」

伊「なんだそれ」

胡「…聞きたいですか？」


前、出会った時の話は聞いたけど恋仲になった時の話はまだ聞いてない


炭「聞きたいです」



胡「Aさんが柱になったばかりの任務で＿＿＿＿＿」


しのぶさんはゆっくりと話してくれた


＿＿＿＿＿＿



Aは大怪我をして1週間目を覚まさなかった




その時不死川さんとAは両想い

しかし、鬼殺隊の柱という立場と責任からお互い想いを言い出せなかった


『しのぶちゃん、蜜璃ちゃん、聞いてよ！』


それがAの口癖


胡「また不死川さんですか？」

蜜「本当に不死川さんのことが好きなのね！」
毎日のように笑顔で話してくれるAは本当に可愛らしかった



不死川さんは早く目を覚ましてくれ、と毎日のように泣いていた


不死川さんも周りから見てもわかりやすいくらいAのことが好きで当たり前の存在だったため相当辛かったのだろう




善「俺もそれくらい誰かに愛されたいよ…

禰豆子ちゃんとか…」


炭「何を言ってるだ、善逸」


胡「いつか善逸くんにもそんな人が現れますよ


それでAさんが目を覚ましてから不死川さんがやっと想いを伝えたんです」


伊「なんて言ったんだ！」

珍しく伊之助が食いつく



実「A好きだ

俺は傍でお前を守りたい

もう誰も失いたくない」


Aは泣きながら、私も好きです、と言い無事に恋仲になった


胡「盗み聞きしたので、合ってないかもしれませんがこんな感じでした」


炭「盗み聞きしたんですか…」


胡「1番に応援してましたからね

盗み聞きなら毎日のようにしてましたよ

今でもあんなに仲良くて良かったです」


善「本当だよ、俺の入る隙間ねぇよ」

伊「そもそも紋逸とAは釣り合わねぇだろ」


善「そんなこと言うなよ！！」


胡「はい、静かに」

目が笑ってない笑顔で怒られ解散となった

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