最強二人組 ーThe secondー 【音駒】

▲寝坊未遂,43 ページ27

▲寝坊未遂



グラグラと体が揺れる
多分、研磨が体を揺らしてるんだと思う

そんなのお構い無しに
布団をかぶりうずくまる



孤「お、、て、ね、、」



布団を剥がされて
ツンツンと、ほっぺを突かれる

俺はぐっと布団にしがみついた



『ん〜、まだ寝る』


孤「え〜、起きてよ、A」


『何時、？』



目を開けずに質問すると
はぁとため息をついた研磨が答えてくれた



孤「4時、」


『じゃあまだ寝れる』


孤「こら、寝ないで、」



ぐっと布団を引っ張られる
それに負けじと布団を引っ張って居たら
俺の手が滑り、ふらっと研磨のバランスが崩れた
それと同時に俺もベットの上から落ちる

ドタ！という音がして落ちる
仕方なく目を開けると
研磨と床が見えた
つまり、俺は今研磨を覆い被さるような形になっている

いわゆる床ドンの状態である

顔がブワッと赤くなっていくのが分かる
慌てて体を起こそうとすると
研磨に腕を掴まれる



孤「A、また顔真っ赤、」


『知ってる、』


孤「ふふっ、面白い」



その後、腕を引っ張られて
ぎゅと研磨に抱き締められる

しばらくの間抱き締め合っていると
ふと時間の事を思い出す
時計を確認すると20分、そろそろ用意しないとマズイ



『ちょっと、研磨、
　もう20分だから、ご飯食べないと、』



そう言って研磨から離れる
すると研磨は何かぼそっと呟いた

あまりにも小さな声だったのでうまく聞き取れなかった



『研磨、何か言った？』



フルフルと首を振る研磨
そう、？と言って急いで着替えて
ご飯を食べた、それで家を出たのが40分

ここから学校まで10分で行けるので、
もうちょっと遅めに出ても良かった
ていうか、まだ寝れてたのに、

学校についた時間は51分
普通についた
集合場所にはリエーフ以外の人が来ていた



黒「もうちょっと早く来いよー！
　 説明とか点呼とかあるんだからな」


孤「Aが早く起きなかったからだし、」


『研磨がずっとくっついてたからでしょ』


黒「あー、はいはいそう言うのはいいですぅー」



会話をフル無視されてバスに引っ張り込まれた

リエーフは時間ギリギリで来た
夜久さんが横に座って2時間しっかり怒られてました

△番外編→←▲約束,42

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す