繰り返し一粒 -玲歌リクエスト- ページ35
「…えっ…？」
目を、疑った。
「んー、このあとどうする？」
「そうだなー…ミクん家行こうかなー」
「きゃはは、掃除とかしてないっつのー！」
そう、楽しそうに会話しているのは、紛れもなくレン。
そしてレンは、私の――…
「いーよ別に」
「そー？んじゃ行く？」
「ん！」
思わず、角に身を隠した。
「…は、ぁっ……」
悪い意味で、心臓が痛い。
だって、だってだって――…！
「『愛してる』、って……」
言ってたじゃない――！
確かに私はレンに告白されるまで、付き合ったこともなくて、モテたことなんてなくて、本当に本当なのかって疑ったけど。
でも、本当は、本当だって思いたかった。
疑ったら嘘になってしまう気がして、本気で信じていたんだ。
それなのに。
「『愛してた』のは、私だけ…？」
本気で好きだと思ってたのは、私だけだったの？
レンにとっては、ただの遊び？
私の代わりは、いくらでもいたってこと？
「信じられない……」
いや。
信じたくない、だけ、だ。
遠ざけたいのに、戻りたいのに。
そうしてしまったら、全てが嘘になってしまう気がして。
きっと今までのは嘘なんだろう。それは分かってる。
でも、分かりたくないんだ。
嘘だって、思いたくないんだ。気づきたくないんだ。
「…馬鹿みたい」
本当は踊らされてただけなのに。
利用されてただけで、消耗品扱いだったのに。
それなのに、一人で舞い上がって。
遊ばれてるのにも、気づかずに。
「…せめて、捨ててくれれば良かったのに」
散々遊ばれた上に、捨てることすら忘れるんだね。
私にとっては重くて大切な『愛してる』って言葉。
君にとっては、軽いフレーズに過ぎないんでしょう？
どうせ明日になったら、何事もなかったかのように、おはようって言ってくるんだろう。
「もう、嫌だ」
あなたにとっては、どうせ遊びなんだ。
もしここで、私があなたを嫌っても突き放しても、あなたにとっては所詮、おもちゃが一つなくなっただけ。
だから、別に、いいでしょう？
「でも、私は一生背負い続けるよ」
あなたがいなくなったことで空いた穴は、二度と埋まらない。
そしてきっとこれからも、温かい温度を感じるたびに、不安になる。
それでも、私は、私から、あなたを遠ざける。
もうあなたには私は要らないモノで、ここには居られないから。
「さようなら」
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あか(プロフ) - 阿修羅 時雨 恋輝叶さん＞まっちゃアイスさん＞こちらの小説はもう完結しています！なので、続編の方に改めてコメントお願いいたします；； (2012年7月23日 19時) (
レス) id: 537650310a (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - 雷世＞まじかよ・・・１位とか私100年かかっても無理だわｗｗ バーチャル少女さん＞神じゃないですよ紙ですよｗｗ 続編、今のところ作る予定ですー！ (2012年6月30日 20時) (レス) id: 537650310a (このIDを非表示/違反報告)
雷世(プロフ) - 学力テストは１０位以上でおｋ何だけど期末は１位じゃないとというね・・・(´・ω・｀)つか今度から全教科８５点以上取らないと買ってもらえないという仕打ち・・・ (2012年6月29日 21時) (レス) id: b8f8948618 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - 雷世＞あれ、10位はだめなんだっけ！？てかうちの学校、学年順位とかまだ出てないんだが・・・成績出たら出るかなぁ (2012年6月29日 20時) (レス) id: 537650310a (このIDを非表示/違反報告)
雷世(プロフ) - どっちもあったよーな・・・← あ、学年順位１０位でゲーム買い損ねた＼(^o^)／ (2012年6月29日 19時) (レス) id: b8f8948618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2012年2月20日 20時
