12話 ページ12
「…なるほどな。」
なんとなく、そんな気はしてたけどな。
そもそも無音がそんな急にスキンシップとか取れるわけない。
けど。
「A、俺さ、お前のこと好きだったんだわ」
これだけは伝えさせてくれ。
「え」
びっくりしてるA。
まぁそういう反応するとは思ってたけどな。
そういう目で見ていたのは、ずっと俺だけだったのだから。
「いつも遠慮してばっかりで、自分の意見をあんまり言えない。
そんなAを守れるのは俺だけだと思ってた。
けど、そんなことなかった。
Aはちゃんと、少しずつでも頑張ってるんだ。
俺じゃなくても、Aが一緒にいた方が楽しいやつといた方がいい。
こんなの、お前に気を使わせることになるのは分かってる。
分かってたけど、お前も頑張ってるし、俺もちゃんと言おうと思って。
ごめんな、わざわざこんなこと聞かせて」
お前が幸せならなんでもいい。ほんとに初めてそう思った人なんだ。
Aは少しどう言えばいいのか分からない様子だった。
けど、ちゃんと言葉を続けた。
「…ううん。すんごい嬉しかったよ。
もるがいなかったら、ほんとに私はここにもいないかったから。
私がこうして生きてられるのはもるのおかげなんだよ。
だから、ほんとにありがとう。
付き合うとかは……うーん、って感じだけど、これからも仲良くしていきたい…です」
こういうことを言うのがすごい苦手だったAがここまで言えてる。
その成長だけで、なんか俺泣きそうだわ。
「もちろん。これからもよろしくな」
それを誤魔化すかのように言った。
「うん!」
ちょうどそこにタイミング良く
「あ!Aちゃん!もるでお!」
ゆとりと無音がきた。
「ただいまー!またまわろ!」
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星になったヒーロー - みらみさん» はい!よろしくお願いします!! (2018年2月4日 7時) (レス) id: cafac69d00 (このIDを非表示/違反報告)
みらみ(プロフ) - 星になったヒーローさん» 期待に答えられるような小説を書けるように頑張ります!!いえいえ!青い鳥でもよろしくお願いします! (2018年2月3日 20時) (レス) id: cbb305f319 (このIDを非表示/違反報告)
星になったヒーロー - みらみさん» ああありがとうございます!!新作全裸待機してます!!!了解しました!!ありがとうございます! (2018年2月3日 0時) (レス) id: cafac69d00 (このIDを非表示/違反報告)
みらみ(プロフ) - 星になったヒーローさん» 新作は作れそうだったら作る予定なので、不確定ですが、そのときはリトマスの小説予定です!先にフォローしていただいて、占ツクで話していたことを言っていただければフォロー致します!! (2018年2月2日 7時) (レス) id: cbb305f319 (このIDを非表示/違反報告)
星になったヒーロー - みらみさん» いえいえ、もし新作作ることがあるのならリトマス皆との絡みが欲しいです!(( えっと、どうやって教えましょうか… (2018年2月1日 22時) (レス) id: cafac69d00 (このIDを非表示/違反報告)
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