ソフトバ●クの店長と社員の私【無音(むね)】番外編！

13話 ページ13

二人と合流してから、しばらく立った頃。


「あ、もるでお、プリキ●アのお面あるよ！買ってくるからついてきて！


もるでおのお面選ぶのに時間かかるから、二人とも先行ってて！」


という、ゆとりんのプリキ●ア愛のおかげで、Aちゃんと二人きりになったわけだけど。


何話せばいいのか分からない！！


なんかチ●ロ松の気持ちが分かった気がする！！


一●と一緒になったとき、こんな気持ちだったんだね！！


声真似する機会があったら参考にするね！！


…なんて、心の中ではテンション高いのだけれども。


実際は緊張で上手く喋れない。


「…あの、無音さん」


「へ、あ、何？」


ああああああああせっかくAちゃんが喋りかけてくれたのに！


なんという態度をっ……！！


おれはそう思っていたけど、Aちゃんはそう思っていなかったらしく、


普通に喋りかけてくれた。


「無音さんって、いつから神谷さんのことをご存じになられたんですか？」


「へ？神谷さん？」


まさか神谷さんの話題が出るとは思わなかった。


「おれが神谷さんを知ったのは、デ●ラララっていうアニメで折原臨也役をしていたときから！


そこから声真似とかし始めて________」


プルルルル…


タイミング悪く、電話がかかってきた。


さすがにここで電話は無理だよね……


でも偉い方からの電話だ。すぐ出ないとマズい。


「ちょっとごめんねっ」


そう言ってAちゃん手を引っ張って、人のいなさそうのところに行く。


「ここで待っててね」


そう言って、少し離れて偉い方とお話をする。


お休みなんだから、仕事の話はしない方がいいと思って。

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