2、突然退職した ページ2
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『は?なんで、』
「労働がクソだと思ったからです。」
訳の分からない言葉を残して唯一の同期は突然退職した。
ブラック企業勤め、段々と同期は減っていき、ある日七海と2人になった。
でも今、同期は0人になってしまった。
労働はクソ、そんなことわかってるわ。
その中でも楽しさを感じられたのは七海がいたからだった。
書類にわざわざ付箋を貼って「今夜一杯どうですか。」と書いて渡してくるところも、徹夜明けの私にコーヒー奢ってくれるところも、ついでと言いパンを買ってきてくれるところも、好きだった。
「では、今までありがとうございました。」
『え。本当なの?』
「本当です。…別に死ぬわけじゃありません。アナタが望むのならまた一緒に飲みに行きましょう。」
『さっすが、わかってんね。』
「じゃあ今日早速私の家で。」と言うとため息をつかれた。なんだかんだで来てくれることを知っている。
七海がデスクを片付けて、完全に退職した。
その後、後輩と共に上司に呼ばれて、七海の分の引き継ぎ頼むわと言われて殺意が湧いた。
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さしす - とっても面白い!! 続きがきになる〜! 応援してます! (2022年5月26日 9時) (レス) @page49 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
森 - 作り込みエグいですね!いいなー! (2022年2月20日 14時) (レス) @page33 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - emiさん» そう言ってもらえてすごく嬉しいです!ありがとうございます。もうすぐ続編へと移行しますが、そちらでもどうぞよろしくお願いします! (2021年9月25日 11時) (レス) id: 1b6f6e5afa (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - このお話の雰囲気最高に好きです…七海と夢主ちゃんとの距離感も自然で素敵、時間がゆっくり流れてる感じがして読んでいると心が癒されます…お身体に無理のないよう更新されてください!楽しみにしております! (2021年9月25日 0時) (レス) @page43 id: 9ba5ed02ee (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ぬぬ@とかげさん» コメントありがとうございます! (2021年9月15日 16時) (レス) id: 7ddd39ac99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月27日 14時