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田所side



当直を終え、朝礼が始まった。


橘「えーそれでは冴島君と雪村君から一言いただきたいと思います。どうぞ」


今日からはるかは内勤になるらしい。


まぁ、ヘリに乗るのはお腹の子に危険だからしょうがないよね。



冴「子供や、現場のことも考えて、ヘリは降りることに決めました。内勤だけになりますけど産休に入るまでは働きますのでどうぞよろしくお願いします」


藤「悪いねぇ気遣わせちゃって」



悪いねなんて言ってるけど喜びすぎだって。


はるかに手払いのけられてるし笑



緋「喜びすぎ」


橘「じゃ、雪村君」


雪「はい、冴島さんの穴は大きいと思いますがそれを感じさせないように頑張ります」


緋「大きく出たね」


緋山が白石に言っているのが聞こえる。


ピピ、プルプル


白「翔北救命センターです」


『いんば南消防よりドクターヘリ要請です』


雪「ヘリ確認します」


『印旛川の河川敷で、バーベキュー中にカセットコンロが爆発。30代男性と8歳の子供が怪我をしているとのことです』


雪「ヘリ、オッケーです」


白「出動します」



こりゃ、当直明けも仕事だな笑



今日のヘリ担当の橘先生と名取君、雪村さんがヘリポートに向かおうとすると、橘先生の携帯が鳴る。



電話を切った橘先生が耕作の前に行く。



橘「藍沢、すまんが代わりに行ってくれ。息子が、急変した」



息子と聞いて、優輔の顔が浮かぶ。



優輔のことは優輔が生まれた時から知っている。



もちろん、病気のことも。



橘「すまんが、Aはこっちに来てくれないか」



A「はい」



心外が専門としている私は優輔のことを橘先生と三井先生から相談されていた。



急いで小児科に向かう。



病室に入ると口から吐血している優輔の姿が見える。



橘「どうした」


三「急にお腹が痛いって・・・朝ほとんど食べれなくて心配してたんだけど」


橘「優輔、大丈夫か」


A「井上先生、初療室運びましょう」


井「急ごう」



ベットを急いで初療室へと運びこむ。

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作者名:隆佳 | 作成日時:2017年9月23日 22時

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