癒し系先輩 ページ10
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「１つ言っておく。
大地さんは普段優しいけど、怒るとすごく怖い…。すごくだ」
「「？知ってます」」
「この早朝練がバレたらヤバい、Aはともかく俺がヤバい。
……別にビビってるとかじゃねえぞ……、全然全く全然」
飛雄と翔ちゃんのなんとも言えない顔が目に付いた。
たしかに、あんなこと言っといてビビってるの丸わかりだし。
『明らかにビビってるでしょ。てか私だってヤバいって』
「それはないから安心しろ(キリッ)」
『何の基準？』
よくわからないが龍は言葉を続ける。
「とにかく、この早朝練を知ってるのは俺達４人だけだからくれぐれも」
「おー！やっぱり早朝練かあ」
「「「『！！？』」」」
誰か来た…！
てかこの声って、
「おース」
『スガ先輩！？』
「菅原さん！？なんで…！」
え、なんで知ってるの。
そんな私たちの驚きように笑いながら、先輩は体育館に入ってきた。
「Aはともかく、お前昨日明らかに変だったじゃん。いつも遅刻ギリギリのくせに鍵の管理申し出ちゃったりしてさァ」
「えっ…あっ……！？くっ……！」
『…たしかに』
スガ先輩はシューズを履きながら、笑って続ける。
「大丈夫大丈夫、大地には言わない！
なんか秘密特訓みたいでワクワクすんねー」
『スガ先輩…！』
ふわふわ笑う先輩に癒される。
そんななか、誰かのお腹の音が大きく響いた。
「んー、腹減るなぁ。なにか持ってくればよかった」
「あ、俺もっす！」
「だべ？購買はまだやってないしな〜」
「購買あるんですか！？高校生っぽい！」
「ポークカレー温玉乗せってありますか？」
「さすがにそれはない」
そんな会話を聞きながら今朝の自分を褒め称える。
足りるかわからないけど少しは腹の足しになるだろう。
『そんな皆さんに差し入れ持ってきてますよ！
おにぎりと、軽くおかずとかも作ってきたんですけど…』
途端に輝く4人の顔。
翔ちゃんなんか感動している。
ここまで喜んでくれると使った甲斐があったと思える。
『じゃあここに置いときますね！ドリンクとタオル用意しときます』
「おー！ありがとな！」
「大丈夫？手伝うべ」
『大丈夫です！翔ちゃん達もがんばれ！』
「「あざーっす！！」」
うん、いい返事。
水道に向かい、翔ちゃんたちが部活に入れることを祈った。
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
