後頭部注意 ページ38
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「烏野高校 対 青葉城西高校、練習試合始めます！！」
「「「「「お願いしあーすっ！！！」」」」」
サーブは青城から。
大地先輩の正面に向かってきた。
「任せ…、！？」
『え、』
大地さんがレシーブするかと思いきや、何故か大地さんの前に飛び出してレシーブをしようとした翔ちゃん。
当然うまく上がることはない。
「！？バカか！どう見てもおめーの球じゃねえだろ！！」
「ごめんなさい！！！」
『カバー！』
力がカバーしたことで失点は防ぎ、龍へと繋がれたボール。
龍はスパイクを打った。が、
ピッ！
ブロックに捕まり、得点は青城に。
「こ、これは…。仁科さん、こういうときはどうすれば…？」
『えーっと……』
「あの緊張がほぐれるまではどうしようもないんじゃないですか？」
『あはは…』
武ちゃんに聞かれても、潔子先輩の言う通りどうしようもできない。
緊張をほぐすにも私と潔子先輩だと逆効果だったし…。
とりあえずコートの中の選手に頼るしかないと、このセットは見守ることにした。
ピピッ！
「青葉城西にタッチネット！」
あのあとも絶賛緊張中の翔ちゃんは、いろいろとやらかしていた。
今ので烏野に点は入ったが、青城はすでにセットポイント。
「ってめええ！！
いい加減その緊張やめろオォォ！！」
「！？好きで緊張してんじゃないだろ！バカか！」
「まっ待ってくれ！まだチャンスをくれぇっ」
「ハァ！？」
『チャンス？』
痺れを切らした影山に胸倉を掴まれて怒られる翔ちゃんの言った言葉に、思わず首をかしげる。
まあそれよりも、翔ちゃんの緊張がほぐれるようにしなければ。
「よし！確実に１点ずつ返していこう！次のサーブは……あ"っ」
相手のセットポイントという重要なこの場面で、よりによって翔ちゃんのサーブが来てしまった。
大地先輩やほかのみんなも「しまった」というような顔をしている。
『しょ、翔ちゃん落ち着いてね！リラックス！』
「は、はいぃ！リラックス頑張ります！」
『リラックス頑張るってなに！？』
みんなに見守られるなか、響く笛の合図で翔ちゃんはサーブを打った。
が、
『っあぶな…！』
ガンッ！！
「だっ！！」
遅かった…。
翔ちゃんのサーブは、背を向けて立っていた影山の後頭部に激突した。
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
