挨拶 ページ35
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『龍、ジャージ洗ってくるから貸して』
「んなっ、ゲロジャージをAに洗わせるなんて…！」
『大丈夫 大丈夫。早めに洗わないと匂い残っちゃうよ？』
「っく…！すまん！たのむ…！」
『大げさだな〜』
そんな会話をしたのが10分前。
ちゃんと洗い終わってからみんなと合流すると、何故かまだ体育館に入るタイミングだった。
みんなで入口に整列して、大地先輩が息を吸う。
「挨拶！！」
「「「「「お願いしあーす！！」」」」」
烏野全員で頭を下げながら挨拶すれば、スパイク練習をしていた青城の部員も挨拶を返した。
その中に岩泉先輩を見つけて、目が合ってむけてくれた笑顔に自然と笑みが溢れる。
「でっ…でかい…！体育館も…人も…！！」
烏野よりも大きい体育館や人員に驚く翔ちゃんに、大地先輩は説明を始める。
「守備も攻撃も、全員の能力が平均して高いのが青葉城西だ。他校行ったらどこでもエース張れる様な奴が揃ってるらしい」
「ブロック強力で有名だしな…」
「どうしたんスか2人とも〜！
ブロック引っ掻き回す為の日向じゃないですか！なあ！」
未だに固まっている翔ちゃんの肩に、多少力を込めて手をおく龍。
注意しようとしたとき、龍の言葉が続けられた。
「まぁお前が下手くそなのはわかってっから、カバーは任せろ！」
(((おっ！)))
なんだ、わかってんじゃん。
安堵のため息をついた、そのとき。
「あ､でもサーブ打つ時だけは1人だからな！孤独だからな！ミスんなよ！サーブミスは即失点だからな！」
「！」
「冗談だ冗談！サーブミスくらいなんてことねえ！
お前は何も心配しないでガンガン…って、日向どこ行った！？」
「あの…、トイレ行きました…」
「またかよ！！」
『アンタのせいでしょーが！』
「え？」
訳わからんといったような表情の龍に頭を抱えたくなった。
ポンと肩に手を置かれて振り返ると、そこには潔子先輩が。
「Aごめん、ドリンクとかは私が用意するから、バスの中にボール置いてきちゃったみたいだから持ってきてもらってもいい？
そっちの方がすぐアップに入れるよね」
『あ、はい！すみません、お願いします！』
アップの玉だしをしたり、練習試合でコーチの位置になるのは私の役目。
皆さんに準備体操だけお願いし、急足でバスにむかった。
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
