教室にて ページ11
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その後の練習で、一年2人がなにやらもめたらしい。
スガ先輩に聞けば、トスを上げて欲しいと頼んだ翔ちゃんに対して
”勝ちに必要な奴にはトスをあげるが、今のお前を勝ちに必要だとは思わない”
みたいな事を言って上げなかったとか。
『そんなんで大地先輩に許してもらうなんて無理に決まってるでしょ…』
「ん？なにが？」
『いや、ちょっとね…』
教室の机でうなだれていると、心配してくれた綾音にお礼を言って溜め息をつく。
あ、ついでにあくびまで出た。
「なんかAいつにもまして眠そうだね。
今日あたしがノートとってあげようか？」
『え！ほんと！？』
「なんかお菓子作ってきてくれんなら」
『チーズケーキ！』
「よしのった！」
ガバッと抱きしめ合う。
さすが我が親友！
────ピロリン
「あれ、ケータイなってるよ」
『えーと、スガ先輩だ』
「部活のこと？」
『うん。昼休みご飯食べたら中庭で練習付き合ってって』
翔ちゃんのレシーブまだまだだったしなぁ。
了解ですと返事をしながら今後のことを考えて思わず苦笑いすると、なぜかポンと肩を叩かれた。
「おつかれ」
『哀れまないでくれ…』
○
遅れて中庭に行くと、スガ先輩と翔ちゃんがボールを持って待っていた。
「菅原さんAさん、わざわざ付き合ってくれてありがとうございます！」
「いいっていいって」
『影山をびっくりさせるくらい上達しよ！』
「シャス！！」
満面の笑みで笑う翔ちゃんほんとかわいい。
完全なる弟気質だ。
撫でそうになる自分の手を押さえつけて、レシーブ練習に入るのだった。
「なあ、日向。明日の朝から俺がトス上げたろうか」
「っほんとに！？ですか！！」
『スガ先輩は烏野の正セッターだよ。
スパイクの練習したいんでしょ？』
思わずレシーブをやめて声を上げる翔ちゃん。
スガ先輩の隣に立ちドヤ顔でそう言うと、さらに顔を輝かせて頷く。
──────────────────
・佐々木 綾音
(ささき あやね)
一年から同じクラスということから親友。
バスケ部。
チーズケーキが好物。
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れおすけ(プロフ) - ライチさん» 嬉しいコメントありがとうございます！また岩ちゃんとの両片想いを楽しんでください☺️ (9月11日 18時) (
レス) id: 62ab6277f9 (このIDを非表示/違反報告)
ライチ(プロフ) - コメント失礼します!!思わず一気読みしたのですが途中、『仁科ちゃんと岩ちゃんもう付き合えよ!!!』って夜中なのに思わず叫びそうになっちゃいました...ww続き楽しみにしています!! (9月8日 1時) (レス) id: b468f3d3be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおすけ | 作成日時：2023年8月5日 2時
