【ヒプマイ】乱数くんの執事くん

20話 ページ23

「んっ……眩しい」






微かに聞こえた鳥の鳴き声とまぶた越しに伝わる朝の光を感じて目を覚ました






あ、そうだ朝食の用意しねぇと






そう思いまだ覚醒しきれていない脳を置いてベットに手を付き起き上がる






……が、何故か起き上がれない






「…………え？」






何故か体が誰かにガッチリフォールド…抱きしめられてて身動きが取れない






しかもこれどう見ても乱数様の腕じゃないし






ま、まさか……






「すー……すー」






「い、一郎様……？！」






「んぅ……？ふぁあよお、おはようAさん」






「お、おはようございま……す？？」






かっこいいけども！






な、なんで俺が一郎様と抱き合う形で寝てたわけ？もしかして俺我慢できなくてやっ……






「あ、悪ぃそういうつもりじゃねぇんだ！昨日Aさん三郎の部屋に行ってから全然帰ってこなくて見に行ったら廊下でぶっ倒れてたから急遽俺のベットにって形になったんで…」





「さ、左様でございましたか…ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございません」






「いや、別に全然迷惑じゃないっすよAさんその……いい匂いしたし」






「へ？！」






な、なんだこの兄弟はみんなしてタラシなのか？！






「……というか少し離れましょうかこんな所他の方に見られたら少々厄介なこと「いちろ〜おっはぁぁぁあああああああああ？！」う、うるさ」






一番面倒なやつに見つかってしまった

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