75話 ページ35
「記録2.1秒」
「おお〜!」
歓声が上がる。現在、米屋と交渉して対
「勝手が違うからな…」
どうしても戦闘になると今までの剣道などの技術だけでは足りないし、勝手が違ってやりにくい。私のトリガーであればその辺もシスが調整してやってくれてたみたいだけど、ボーダーのトリガーだと難しいものがある。
「嘘だろ、合同訓練のサボり魔が…」
「でも、その間はA級と特訓してるって話、聞いただぞ…」
いつの間にそんなあだ名がついていたんだ。…まあ、実際今までのは全てサボらされたからね。無理もないのだけれど。
「いやー、流石だなー」
「うーん…」
「あれ、まあまあ?」
やっぱり何かが足りないんだけど、その何かが分からない。そもそも足りないのかどうかさえ分からない。とにかく、違和感があるのだ。その正体がはっきりとしない。
「次どうするんだ?」
「ランク戦してくる」
新3バカこと甲田隊からは狩れない。ヒュースがB級に上がるのが遅くなる可能性が高いし、そもそも遊真から搾り取られて数日しか経っていないので、まだそこまで点がない。
「オレとは?」
「ご飯奢ってくれるなら。それかB級に上がって給料が入るまで待て」
「2日連続はキツいな…B級にはまだ遠いだろ」
別におにぎりだけでもいいのだが、こいつはまた私を焼肉やファミレスとかにでも連れて行こうとしているのだろうか。出費は300円くらいで私と戦えるのに。
「…1日か2日で終わらせる」
「いやいや、それは無理があるだろ」
ヒュースが1日で終わったなら、私もできるはずだ。…きっと、多分。自信ないけど。
「とりあえず、ひたすら狩ってやる。スピード勝負だ」
「…おう、頑張れ」
全く信じていない米屋を他所に、その後私は丸1日、ひたすらランク戦をすることになったのだった…
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葉月(プロフ) - 青い夕日さん» コメントありがとうございます!これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2020年5月8日 0時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
青い夕日 - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月7日 20時) (レス) id: e84367e7a0 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 侑華さん» ありがとうございます!頑張って更新しますので、これからもよろしくお願いします。 (2020年4月11日 22時) (レス) id: f4ed754532 (このIDを非表示/違反報告)
侑華(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます。大変かもしれませんが更新頑張ってください!楽しみにしています。 (2020年4月11日 11時) (レス) id: 4a19e93e40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3f2cc79ad91/
作成日時:2020年4月4日 0時