4話前半2 ページ17
ママ「………」
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レイ「鬼…農園…ママが敵……？
……ヤバくね！？
！あっ、だから格子窓！｣
ノーマン・エマ･雪「飲みこみ早っ！！！」
A「アハハ……」ﾆｺｯ
エマ「えっ、ていうか超すんなり信じてくれてるけど…」
レイ「は？当然だろ、ノーマンとAがこんな間抜けな嘘つくかっての、エマと雪ならともかく」
エマ･雪(信頼の差！！)
雪「エマ…レイが…」
エマ「うん…私たちの信頼の差が……」
レイ「ーで、実際逃げるとなると、問題は色々あるが…まずは人数だな。
いくらなんでも全員は無理だ。実現可能なメンバーに絞って…」
エマ「待って、全員で逃げたいんだ、力を貸して、レイ」
レイ「全員？冗談だろ？」
A「レ、レイ…」
レイ「Aは静かにしてろ」
A「…っ！」ﾋﾞｸｯ
レイ「全部で37人大半が6歳未満だぞ！？『ママ』、『鬼』、『発信機』、ただでさえ簡単でない脱走の難度がケタ違いにハネ上がる」
エマ「それはわかってる！ーでも、無理だと決まったわけじゃ…｣
レイ「いいや、無理だ
エマ、お前気づいてないだろ」
エマ「え」
ノーマン「レイ、待って」
レイ「成程、だから『僕から話すよ』か。まぁ、Aは気づいてただろうけどな｣
A「っ！！ダ、ダメです！」
レイ「いや、言うぞ。エマと雪に伏せてた。……いや、言えなかったのか？
お前ら2人ともどちらにしろ甘えよ、過保護だ。
こういうのはハッキリ言った方がいい。
エマ、雪……『出る』だけじゃダメなんだぞ」
『外』がどうなっているのかはわからない。
でもー
レイ「出荷される先がある。
“農園”ってモノがあること自体で予想はつくだろ。
外に待つのは鬼の社会だ。人間の生きる場所なんて最悪どこにもないんだよ」
ーーーあ
『無理なのかな…』
レイ「不可能なんだよ」
『生き延びには逃げるしかない』
レイ「連れて出りゃ全滅は見えてる。」
そうかーー
レイ「“置いて行く”それが最善だ」
エマ「やだ」
A「エマ…」
雪「ふふっ、エマらしい」ﾆｺｯ
エマ「無理でも私は全員で逃げたい。何とかしよう！」
レイ「はぁ！！！？」
エマ「全滅はやだよ、でも、置いてくって選択肢はない。コニーで終わりにしたいの、もう誰もあんな姿にしたくない。ないなら作ろうよ、外に人間の生きる場所。変えようよ、世界」
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作者名：アニメ好き | 作成日時：2019年4月21日 17時
