05.困るんだよ ページ7
何とかご飯を食べ終わり、暫く食べなくてもいいみたいだ、と考えた
外を眺めながらゆっくり歩いていると、後ろから誰かが近付いてきた
「A様、ちょっとよろしいでしょうか」
『もちろんですよ』
松前さんだった
彼女は私の前に立つと、私を誘導し始めた
私は彼女の後をゆっくりついて行った
・
「A様、一つだけ伺ってもよろしいですか」
外に出た後、松前さんは急にこちらを振り向いた
『どーぞ』
私はそれを見て、驚いた素振りを見せながら頷いた
「ありがとうございます」
松前さんは、軽くお辞儀をしてからこちらを見据えていった
「貴方は、何の為に、この家に来るのでしょうか」
『何って…、研君が居なくなっちゃったから月山を慰めてるのよ』
「そうですか。でも、“暇潰し”なのではないですか？」
あら、叶君はあのことを話していたみたい
今度、きつく叱ってやろうかなー、と思いながら私は言葉を続けた
『それもあるけど、こっちのが本心ですよー。
見るに耐えない程、やつれられたら困りますもの』
自意識過剰かもしれないが、私がいる時はまだ元気だし
居ないときなんて、暴れてることもあるみたいだから
まだマシでしょうよ
「はぁ、そうですか。失礼な事を聞いてしまってすみません。では良い夢を」
あまり納得していないみたいだが、無理に話を切り上げられた
『おやすみなさい』
そう微笑んでやると、彼女は一度振り返ってから家の中に入っていった
『…っあー、まじでだるい』
そう一言呟いてから、私も自室に向かって跳んだ
一発で窓に着いたよ！鍵開けてて良かった
そうしてその日は寝た
月山に挨拶をするのを忘れていたが、まああっちも忘れていたらしいしよしとしよう
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黒狐(プロフ) - ファイトです！ (2018年10月11日 20時) (
レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
ペンシル(プロフ) - セイナさん» すみません、ありがとうございます！スランプ気味だったので、、更新頑張ります！ (2018年7月6日 18時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
セイナ(プロフ) - 続き更新しないんですか？この作品好きなので頑張ってください！ (2018年7月5日 1時) (レス) id: 7982c0411c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンシル x他1人 | 作者ホームページ：http://uranaimonsuto
作成日時：2016年6月1日 22時
