☆25話 ゞ ページ25
｢…いや、好きってよりかは...小っ恥ずかしいけど 愛してるよりっていうか…いや、うーん｣
｢え、今悩むのそれ｣
告白された。告白された？
私が？誰に？え、漣に？
混乱している頭で考えているとは思えない言葉が口から飛び出す。その言葉に少し赤くなっている漣が反論をした
｢す、すみませんねぇ？生まれてこの方、告白なんてしたことないんすよ｣
｢そ、そうなんデスカ…｣
まさかのカミングアウトに、思わず片言になる。まぁ確かに漣は告白するよりもされる側の人間だもんな。アイドルだし、もはや考えることを諦めて現実逃避をした
｢...ドッキリ？｣
｢はぁ？本当ですけど？｣
｢え、いつから…？話聞いた感じ自惚れると一目惚れっぽく聞こえるんだけど｣
｢いや、あってますよ｣
二人の間に沈黙が流れた
あってますよって何？え、なに？じゃあ私に一目惚れしたの？漣が？この女に対して百戦錬磨な顔してる天下のEdenに所属する漣ジュンが？？
混乱の末、もう諦めて思っていることを片っ端から全部口にすることにした
｢え、なんで？逆に惚れる要素なんて私になくない？私一生独身に向いてるランキングあったら堂々の1位だよ？｣
｢自分の魅力に気づいてないだけでしょうよ｣
｢ひぇっ、流石抱かれたい男ランキング2位は言うことが違う...｣
｢待ってください、なんですかそれ｣
｢この前雑誌の高校生アイドル特集で見た｣
｢あー…｣
見に覚えがあるのだろう。うちのアイドルも載っている雑誌だったので普通に買ったらデートしたいアイドルランキングや、結婚したいアイドルランキングなんてのがあって 世論は面白いな〜って思いながら見ていたら抱かれたい男ランキングに漣がいて、納得した記憶はまだ新しい
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作者名：ﾓﾓ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/
作成日時：2020年2月24日 11時
