謎めいた歌い手part5

秘密解明度115% ページ20

『…ｯ…死ぬ…』






梨伽｢今すぐ病院行こっか。うん。ね？｣←








『病院嫌い』








96｢子供か｣







『だっ、て…』






瑠樺｢喋るなっ！！傷口開いたらどーすんの？！｣






厳しくない…？







でも病院嫌いやもん…







そんな子供っぽい？






梨伽｢拗ねても無駄やて｣






瑠樺｢拗ねとんのも可愛いね｣←







え、なに？瑠樺レ.ズに目覚めた？







『かわい、くな、い、ｯ』







96｢天使か｣








違うのに…







天使じゃない←








そんなことより、みんなに謝んないと…







『あ、の…』






瑠樺｢ん？？｣







取り敢えず立たないと駄目だよね








『っしょ…』







梨伽｢ちょ、立たない方が…｣








そんな声無視して頭を思いっきり下げる







『ごめ、んなさ、い、ｯ』







志麻｢……ちょ…｣








『みんなのこと…まきこん、じゃって……ほんと、に、ごめんな、さい…ｯ』








まふ｢…大丈夫だよ。けど…せめて、理由だけでも教えてくれないかな…？みんなは…？｣







そらる｢俺も、まふと一緒｣






そう言うそらるさんを筆頭に、みんなも、“ うんうん ” や、“ そうだよ ” 等と言ってくれた。





『あり、がとう…』





みんな優しすぎでしょ…






そんな中、１人…お兄ちゃんだけは





天月｢つまんな…｣





そう呟いた






坂田｢ちょ、天月くん、！｣






天月｢うざいんだけど。なんなのマジで。俺らのことまで巻き込んでんじゃねーよ｣






『…』







あれ、演技しなくていいのか？え？






じゃあ、遠慮なく






『あっそ。別に巻き込みたくて巻き込んだわけじゃないし』





天月｢うーわ。ムカつく。…俺部屋戻ってるから｣






『勝手にすれば』






天月｢お前に言ってねーし。｣







『ふーん』






そう言って出ていったお兄ちゃん







お腹痛いよ







すると、物凄く控えめに聞いてきた。







うらた｢…仲、良かったよな…？｣






って。







『表面上、だけね。２人だけ、だといつも、あんなん。』





うぉう…みんな驚いてる…w





そりゃ驚くか。仲いいフリしてたし






店長｢…色々あるんだね｣





『……まぁ…』







“ それも慣れちゃったけど。”







言おうとしたけど言えなかった。









それはどうしてなんだろう








まあ、答えが返ってくる訳ないんだけど。

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