悪女なって推しに好かれるか！！【黒バス】【悪女主】 (ページ18)

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ドリンクって…飲ませてもらうものだっけ？ページ18

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口開けて？？クチアケテ？

何それなんの用語？

どゆこと、口？く、くち？

え、なんで赤司がウチに口開けろって言ってんの？

あれ、あ、幻覚？

いや肩に触れてる手本物だ…。

いや、余計なこと考えるの辞めよう。

そういうイベントだって考えよう……。

『ぇ』

赤司「自分じゃ飲めないんだろ？」

『…ぁ、あり、がと』

大人しく口を開ければ、赤司はドリンクを口に当て、少し斜めにして飲ませてくれる。

ゴクゴクゴク、と、飲める分飲んでから、もういいよという意味を込めて赤司の胸をトントンと叩く。

ドリンクを離して蓋を付けて端に置いた。

ウチの手も感覚が戻り、呼吸も正常に戻ってきた。

けど汗の量が尋常じゃない。

額の汗を拭こうと首にかけたタオルに手を伸ばすも、ウチの手より先に赤司の手がタオルを掴んだ。

『え』

そしてそのままタオルの端でウチの額の汗を拭う。

『そ、そこまでしてくれへんくて良いよ…！』

赤司「普段マネージャーの君達には色々してもらってるからね、これくらいは」

『でも…』

ウチが、心臓に悪い……！！

おめぇ顔良いこと自覚しろよちけぇんだよ…！！

いや赤司にキレてもしゃーない。

されるがままにされてれば、背後から怒りという名の殺気のようなものを感じ取る。

首だけ回してそっちを見れば、鬼の形相の橙野がウチを睨んでいた。

いやなんか…最近橙野がヒロインに見えなくなってきたな…もしやお前が悪女でウチがヒロインか？？((

まぁいいや、この際橙野の周りの関係洗っとくか。

『赤司君、』

赤司「なんだい？」

『ほら、近ない？彼女もこっち見とるし…離れた方がええよ』

赤司「彼女？」

『うん。橙野さんと付き合っとんのんやろ？』

赤司「どういうことだ？俺は橙野とは付き合ってないが…」

『えっ、…付き合ってへんの？
ごめん、あんだけ距離近かったし腕組んでたし…この前橙野さんが廊下で話してたから…』

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