悪女っぷりやべぇな ページ13
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とりあえず部活を始める事になって、ウチは桃井ちゃんと橙野に連れられマネ業を教えてもらうべく水道に来た。
そんで桃井ちゃんに教えて貰いながらスポドリを作る。
二次創作、2次元でよく見るけど現実では有り得なかったし新鮮だな…。
なんて思いながらシャカシャカ、シャカシャカ振り続ける。
が、このヒロイン(笑)は一向に手伝う気配が微塵もない。
『橙野はやらんの?てかなんで制服なん?』
橙野「え〜っあくあ手荒れるからヤダ!ていうか制服でもいいじゃん!絶対に体操着着ないとダメな訳じゃ無いんだし!!てか体操着可愛くないもん!」
いや可愛いとか可愛くないとかの問題じゃないやろ何言うてんのこの子……。
呆れ通り越して心配になってくるわ。
桃井「……じゃあ橙野さんはいつも通りタオルとビブスの用意おねがいね……。」
橙野「はぁい!じゃっ頑張って!!」
桃井ちゃんが親切でそう言ってくれるのを待ってたかのように雰囲気を作って無理矢理言わせてるように見えた。
まぁ原作中でも模範的な桃井ちゃんは善人やったしああ言うのは分かってた。
桃井ちゃんの返事を最後まで聞くことも無く橙野は手を振って私たちに背を向けてご機嫌にスキップして行った。
『……いつもあんなんなん?』
桃井「あ〜偶にスポドリ作りやってくれる…けど、最近は無い、かな?
ほら、最近寒いし手が荒れちゃったりするから…。」
つまり雑用はやりたくない……と。
じゃあなんでマネやってんだって言いたいけどまぁそこはミーハー特有のアレやんなどうせ。
『ふーん。まぁどうでもええけど人付き合いは考えや。ウチが言えることちゃうけど。』
桃井「舞白さんは橙野さんのことどう思う?」
『癪に障る。嫌いとか苦手とかやなくて自分のワガママ押し付ける感じと空気を読まへん無神経さ、ルール違反に対して何の罪悪感も抱いてへん脳天気な頭脳。
さっきの短時間でしか接してへんけど分かったこと。
けどまぁ必要以上に関わりたいとは思わん。』
これで満足?と桃井ちゃんの顔を見ながら言う。
多分ウチの性格、容姿、話し方からして媚び売って取り入るよりバッサリしてちょっとずつ友達の枠に滑り込んで信用させる方が良さそうやな。
案の定桃井ちゃんもウチの事を少しでも信用してくれるようとしたんか微笑んでくれる。
一歩進展やな。
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五月雨雫(プロフ) - 雪之絵さん» マジで!?やば嬉しい!!やったァ!!!これからもこの小説とこん運よろしくお願いします(笑) (2023年3月7日 18時) (レス) id: 4239cac4a0 (このIDを非表示/違反報告)
雪之絵(プロフ) - こん運見ました!! めっちゃ面白かったです! (2023年3月7日 17時) (レス) @page26 id: 3c223fb8e8 (このIDを非表示/違反報告)
宵(プロフ) - 初コメ失礼します。主さんの話めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2022年3月31日 21時) (レス) @page8 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2022年3月21日 23時