爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ18)

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「動くな！」

動こうとした出久を先生が止めた。

「あれは、ヴィランだ。」

(なんで今、、、)

私は震えが止まらなかった。

「これは何らかの目的があって、用意された奇襲だ、、。」

轟くんがそう言った。

「__っ先生。あの人です、、。」

「！？お前は絶対に1人になるな。13号、生徒を任せた。特に癒丘には目を離すな。」

そう言って先生は一人で行ってしまった。

(す、すごい、、)

流石プロヒーローだ。
1人でどんどん倒していく。

「早く避難を！」

私はﾊｯとして、飯田くんの声掛けによって出口へと走り出した。
が、黒いモヤがその行く手を阻んだ。

「初めまして。わたしはヴィラン連合。僭越ながら、侵入させて頂きました。オールマイトに息絶えていただこうと思ってのことでして、、」

(え、、？)

すると勝己と鋭児郎が黒いモヤに殴りかかった。

「俺たちに殺られるとは考えなかったのか！」

(まって、危険なんじゃ、、)

「あぶないあぶない。」

やはり無傷だった。

「ダメだ！下がりなさい！」

「私の仕事は、あなた達を散らして、なぶり殺す！」

13号先生がそう言った瞬間、辺りが霧に包まれた。

「なにっ、これ、、」

(やばい、今は誰の個性も借りてない、、)

このままバラバラにされたら不味いと思い、誰かわからないが腕に触れて念じた。

(出久じゃないといいけど、、)

その瞬間、私は相澤先生が戦っていた所へと落とされた。

「ぎゃぁぁぁ！！」

地面にぶつかると思った瞬間、誰かに抱きとめられた。

「おい！大丈夫か！何があった！」

「相澤先生！黒い霧のヴィランにみんなバラバラにされちゃいました！」

「くそっ、とりあえず今はこいつらをどうにかするしかねぇ。戦えるか？」

地面に下ろしてもらい、全身に力を入れ、クラス全員の個性をイメージする。
誰の個性を共有したか分からない以上、こうするしかない。

すると手からBON！っと爆発が起きた。

(勝己の個性だ！これならいちばん長く使える、、！)

「戦えます！」

「じゃあ背中は任せたぞ！」

そう行って走り出した。

戦えるとは言ったものの、共有した個性を人に向けて使うのは初めてだ。
そして初めてがヴィランだ。

(そうだ！いつもの勝己みたいに、、)

「しねぇぇぇ！！！」

そう行ってヴィランに殴りかかると、1人倒れた。

「やった！」

そのまま2人、3人と倒していった。