及川徹のストーカ疑惑 (ページ4)

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2話ページ4

ある日のことだった

「ねぇあんた放課後裏庭に来なさいよ」

「来なかったからどうなるか分かってる？」

そう言ってケバい女先輩はどっかいった

『まじか……』

国見「どんまい。」

『うん……』

及川「誰～いまの？」

『はぁ……また来たんですか？』

及川「またって酷いなぁ～君の好きな人が来てあげてるんだよ？」

『…………』

そして放課後

約束通り

裏庭に行くと

5人の先輩がいた。

『あの……』

「あんたほんとムカつく」

「及川さんに告白しといて岩泉さん？あんたどんなけビッチなのよ！」

「ブスのくせして調子乗ってんじゃねーよ！」

『……』

いやまず、及川徹が勘違いするから悪いんだよ！

ほんとうざい。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

こんな時に電話かかってくるし……

ﾋﾟｯ

『もしもし～？』

(あ～俺俺)

『ど～したん？』

今の電話の相手は

黒尾鉄朗。いちよう従兄弟だ

(お前高校どこに入ったっけ？)

『青葉城西だけど』

「あんた、何調子なってんの？！」

「電話に出るとかありえないんだけど！」

ﾊﾞｼｯ

頬を叩かれ頬が赤く腫れる

『いったぁ……』

(おい、大丈夫か？また喧嘩してんのかよ～)

『お前らこそ、こんな裏庭に呼び出すとかどうかしてるんじゃなーい？』

「はぁ！？」

『こんな所でしか言えないこと？』

「何言って」

『よっぽどお前らの方がビッチでクソアマだよ』

「はぁ！！！？！？」

(ﾌﾞﾋｬｯﾋｬｯﾋｬｯ相変わらずだな～)

『相変わらずだな～じゃないし！バリほっぺ痛いわ～』

「ふざけてんじゃ」

「ないわよ！！」

ﾄﾞﾝｯﾄﾞｽｯ

殴ってきた手を避けて逆にやり返してしまった

『いや、お前らの方がふざけてる。今電話してるやろ？』

睨みながら言うと

怖がったのか

走って行ってしまった

『あ、やっちゃった……平和な生活ライフ……』

(でも見られてない限り、バレないんじゃないか？)

『あ～そっかならいいや』

(あ、やべ ……部活いってくるわ)

『おっけー』

(またな！)

『んー』

そんな一部始終を誰かが見ていた