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何やら大爆笑しているテイカーを横目に見つつ、自分でも自覚のある冷めきった目付きで執事君を見る。
「…次はストッキングでも被ってみたらどう?君がやったら最高に滑稽だよ」
伯爵でもいいね、と続けカウンターの中で足をぶらぶらとさせた。
「貴女様が笑っている所も見たいところですがそろそろ呼吸困難に陥りそうなアンダーテイカー様を介抱されては如何でしょうか」
しれっとした様子の執事君の声でテイカーの方を向いた。ぜぇぜぇと口から涎を垂らしつつ、半分意識をここでは無い何処かへ飛ばしたその姿を見てゆるゆると首を振る。
「私には無理そうだから執事君に後は任せるよ。…私は看板の修理しなきゃだし」
音波で傾くうちの看板ってどうなのよ。もう。結構作りは丈夫な筈なのに…いや、テイカーだしなぁ。
「…」
笑顔のままでこっちむかないでくれますか?
怖いんだけど。凄まじく。
いや、執事君はちっとも怖くないけどその笑顔は怖いかなぁ…。
視線を振り切り、工具箱を持って屋根に登った。伯爵もレイチェルの妹も胡散臭いチャイニーズマフィアも地面を蹴って一息で登りきったのに驚きもしなかったから。
多分その傍には常に人間離れした動きをする人物が居るのだろう。
たとえば………。
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椿(プロフ) - 孤歌さん» 長期間お待たせして申し訳ありませんでした!そして、ずっと待ってて下さって有り難うございます(泣)嬉しすぎて泣きそう…あ、もう泣いてる(笑)更新頑張ります。これからもこの作品を宜しくお願いします! (2019年3月12日 19時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして!去年からずっと待ってました!復活してよかったです゜゜(´O`)°゜これからも更新がんばって下さい! (2019年3月12日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3d9bdea2451/
作成日時:2019年3月7日 0時