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私は死神派遣協会英国支部の死神をしていた。
いや、いた、というのは不適切だろうか。
まだ現役ではある。然し乍らもう私にそんな役職を続ける気力は残っていないし、やる気もない。故に仕事は回ってこないし多少目を瞑っては貰えている。
「……」
今はただ愛しい弟の為だけにこの身を、この忌々しい能力を使いたいのである。
「ねぇ、テイカー。大好きだよ」
幾ら愛を囁いたとて報われることなど無い。それでも私は愛を囁かざるを得ないし、それが人から逸脱した存在とはいえ人の性とも言える事だろう。
「奇遇だねェ、小生もAの事は好きだよォ」
さりとて、こんな答えが返ってきたとしてこの言葉は酷く空虚であり、どうでも良くなってしまうようなものである。
テイカーの興味は専ら"シエル"に注がれており、私に其れが向くことは無い。
「ふふ、そうだねぇ」
其れが酷く幸せで辛い事なのだと私は重々理解していた。
だから未だにそんなやる気もない役職に着いているのだし、…その万が一、の為に今日の日を生きているのだ。
自分でよく言うものだとは思うが、私は多忙を極めている。その合間を縫って弟の道楽の手伝いをしているのだから、これを酔狂と言わずしてなんというか。
なんとも言わない。
これを世間では狂気と言うそうな。
…そんな大それたものでは無いと認識しているつもりなのだが。
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椿(プロフ) - 孤歌さん» 長期間お待たせして申し訳ありませんでした！そして、ずっと待ってて下さって有り難うございます(泣)嬉しすぎて泣きそう…あ、もう泣いてる(笑)更新頑張ります。これからもこの作品を宜しくお願いします！ (2019年3月12日 19時) (
レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして！去年からずっと待ってました！復活してよかったです゜゜(´O｀)°゜これからも更新がんばって下さい！ (2019年3月12日 19時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3d9bdea2451/
作成日時：2019年3月7日 0時
