第８話！ ページ10
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『...って事がありまして。』
京子「それは大変だったな。」
明美「つぅか、退学する時って普通は担任とかにはちゃんと話すだろ。相談っていうかさ。」
佐川「真壁って最近この辺では結構有名な頭良い奴じゃないすか！担任だったんっすね！」
退学してしまった真壁くんの事で色々と考えたけど、自分では結論が出ずに困っていた。
京子さん、久しぶりに会いたかった明美さん、幼稚園の先生になった佐川さん...。
気が付いたらこの三人を伊藤さんがオーナーをしている喫茶店に呼び出してしまっていた。
何故だか分からないけど、この三人しか居ないんじゃないかって思ってしまった。
『もうどうしたら良いんですかね...。急に退学したとか...理解が追いつかなくて。』
佐川「いやぁ...でも退学して、真壁って転校する高校あるんすかね。高校三年で。」
明美「あるにはあるけど、多分大変っすよ。今から転校となると友達とかもあれだし。」
『...真壁くん、そんな事気にする子じゃないんですよ。友達がどうとか...。』
京子「高校教師も大変だな。」
『大変なんです...。もう、私向いてないんですかね、高校教師なんて辞めた方が...。』
開久に入った時以来。それ以来で、高校教師を辞めたいと思ってしまった。
もうこう思ってしまう時点で、教師失格なのだろうか、と思ってしまうくらいだ。
本当に辞めてしまおうか。
自分でも分かるくらいの深いため息をつくと、京子さんが私にこう言ってきた。
京子「お前、それでも元成蘭女子かよ。」
『...え？』
京子「成蘭の時、最初の頃よりもお前はたくましくなった。だけど今のお前、私は嫌いだ。」
『......。』
京子「いつまでも未練たらしくグズグズグズグズ悩みやがって、面倒くせぇなぁ。」
明美「ちょ、京子さん、そんな言い方。」
京子「そんなに嫌なら辞めろ。真壁の事だって諦めたければ諦めろ。それで満足ならな。」
.........。
なんだか、目が覚めたような気がする。
佐川「ちょ、京子さん！Aさんが...」
『...いきます。』
佐川「え？」
『私、真壁くんの家、もう一度...ううん、出てくれるまで行きます。通い続けます。』
京子「...それでこそAだよ。弱いくせに諦めが悪い。そして無駄にお節介。」
『ご馳走様でした！！』
私は飲んでいたレモネード代を机の上にバンっと置き、慣れないパンプスで走り出した。
行先はもちろん、真壁くんの家だ。
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人でなし好き(プロフ) - 今日から俺はが凄く好きで、ドラマをやっていたころは占ツクを知りませんでしたが、この作品と出会えて、もっと好きになりました。最終更新日が3年前なので、更新はすぐに来ないとわかっていますが、ゆっくりでいいですので、続き楽しみにしております。 (11月14日 16時) (
レス) id: 7b8c559267 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま - 続き書いてくれてありがとうございました。これからもよろしくお願いします!!応援してます (2020年8月13日 8時) (レス) id: 85de5ccc45 (このIDを非表示/違反報告)
eruruka(プロフ) - 面白すぎて一気読みしちゃいました！！！ゆっくりの更新でもいつまでも待ってます！！ (2020年8月3日 4時) (レス) id: 13080b423a (このIDを非表示/違反報告)
梅?(プロフ) - 更新してくださったの嬉しすぎて涙出ました！！！この作品大好きで、何度も好きな話を読み返したりしてずっとお待ちしてました！！！ありがとうございますorz (2020年7月31日 1時) (レス) id: 2912baf146 (このIDを非表示/違反報告)
メア(プロフ) - ﾝﾝﾝ待ってましたありがとうございますゥ…この話とても大好きです！急いで更新する必要ないと思います、頑張ってください！ (2020年7月24日 23時) (レス) id: 36a2a79fdd (このIDを非表示/違反報告)
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