学級裁判 〜偽の犯人証言〜 ページ12
その後、日向や狛枝がこのタワーに関する謎などを解いてくれた。
なんとこのハウス自体が、モノクマが言っていた極上の凶器。
そしてストロベリータワーからマスカットタワーは左右ではなく上下に繋がっていた。
これは流石の日向もわからなかったらしい。
つまり、今回のクロ...は、メカ弐大を転落させた...。
田中の事が気になり、視線を田中に向ける。
田中も動揺しているのか、さっきよりも表情が少し暗くなっていた。
そりゃそうだ、もしかしたら、あと少しで自分の命を落としてしまうんだから。
狛枝「ねぇ、つまり犯人は僕と同じでファイナルデッドルームをクリアしたって事になるよね?」
七海「うん...。そうなるね...。」
狛枝「つまりその人を絞っていけば良いんじゃないかな?1人ずつ。」
ソニア「その人って...?」
狛枝「決まってるでしょ?
ファイナルデッドルームに挑戦できるような度胸がある、かつ、クリアできる能力を持ってる人だよ。」
やばい。
狛枝の推理力、いや、あいつの幸運の才能は半端ではない。
...ん?幸運の才能?
クリア出来る能力...。
才能は、考え方を変えれば、自分の能力とも考えられる...。
そうか、それだ。
九頭龍の時みたいに、罪をなすりつければいい。
狛枝「Aさんとソニアさん、あと七海さんはないだろうし、終里さんは今回の事件で最もクロから遠い人物だし...。」
よし...。
狛枝「日向くんは論外、左右田くんも論外、今の九頭龍くんは流石にないし...。あと残ったのは田中くん...。」
『待って。一人忘れてる。』
狛枝「え?全員言ったよね?」
『あんた自身を忘れてるって言ってるの。』
狛枝「え?」
『あんたは行動力に関してはこの中ではずば抜けてる。それに、あんたの才能は幸運。つまりクリア出来る能力を持ってる...。違う?』
そうだ、狛枝を犯人に仕立て上げろ。
犯人は狛枝凪斗だ...!
狛枝「確かに僕の才能は【超高校級の幸運】だけど、Aさん、さっきから怪しいんだよね...?」
『は?』
狛枝「だって、動揺してるもん。明らかに。」
まずい。
流石に怪しまれてるか...?
狛枝「確かにAさんは有り得ない。だけど、行動力、決断力はこの中では上なはず。そうだよね?九頭龍くん。」
九頭龍「...まぁ、確かに、行動力と決断力はあるな...。」
狛枝「つまり、君も怪しい人物に近いんだよ!だからさっきから動揺してるんだろ!」
田中「狛枝よ、その辺にしておけ。」
46人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
asutaronpo_0822(プロフ) - とんでもない時差コメだけどめっちゃ好きです (2月1日 22時) (レス) @page30 id: 0fcf2cea39 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - あききっきさん» え、いや、あの、私も好きです(直球) (2018年6月3日 21時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
あききっき - え、いや、あの、好きです(直球) (2018年6月3日 21時) (レス) id: be0590a1d5 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - あいりさん» ありがとうございます!これからもバンバン更新していきますので応援よろしくお願いします! (2018年3月4日 17時) (レス) id: 555d91d6cf (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - この小説好きです!応援してます!今後楽しみにしてます(^^) (2018年3月1日 18時) (レス) id: 4b8fdbcc98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ