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演奏が終わった瞬間、
会場は今までに聞いた事がないくらいの大きい拍手で包まれた。
健「ブラボーーーー!」
客席から中島先生の声が聞こえて、私、聡、勝利、風磨くん、マリくんは驚いた。
(中島先生、聞きに来てくれてたんだ……)
やっぱり、音楽って楽しい。
私達の演奏で、こんなに大勢の人達が喜んでくれるなんて……。
それに、また勝利たちと演奏が出来て本当に嬉しかった。
私は勝利の方を見ると静かに綺麗な涙を流していた。
「勝利、なんで泣いてるの?笑」
勝「だって、夢が叶ったから。」
「え?」
勝「ほら、あの時神社でお参りした時さ、俺、またAと演奏できますようにって、」
「あぁ!」
勝「もう嬉しくってさ、笑」
「私も、笑 また勝利達と演奏出来てほんとに嬉しい!」
翔「星宮ー!松島ー!演奏凄い良かったぞー!」
と、何処からか櫻井先生の声も聞こえた。
「さ、櫻井先生!?」
ゆ、勝「え、誰?」
「あえっと……中学生の時の顧問の先生……笑」
ゆ「へ!?」
勝「中学生の時の顧問の先生も聞きに来てくれてるなんて凄いなぁ、笑」
「いや、私が1番びっくりだよ、笑」
私今、皆で演奏することが出来て、ほんっとうに幸せです。
皆、ありがとう。
〜完〜
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作者名:のの | 作成日時:2021年1月31日 14時