キミと過ごした夏（SnowMan）

深澤先輩×自主練 ページ27

深「風邪だったのかー。まぁ…今年は来てくれて良かったよ」



「はい。最初はすごく緊張してたんですけど、色々な事経験しながら今まで話したことなかった人たちともたくさん話せる機会があって…楽しくなってきました」



深「俺と話せたこともラッキーだったね！笑」




「本当に。ありがとうございます！」




深「…す、なおだなぁー！良い子だ！笑」




「ふふ、ありがとうこざいます。笑」




深「じゃあ、そろそろ戻る？」




「そうですね。本当に付き合って頂いてありがとうございました！」




深「本当に戻っちゃう？」




「え？」




深「俺とこのまま、合宿バックれちゃう？」




また冗談を言う先輩。



「でも…そしたら明日先輩に今日教えて頂いたダンス見てもらえなくなっちゃいます」



これは本心だった。



せっかくこうして私の為に時間を作ってくれた先輩に、少しでも成長した所を見て欲しかった。




深「…」




「？？」




深「やばいな…」




「え？」





深「いや、ごめん。ちょっと結構動揺してる俺」





そう言いながら深澤先輩は頭を抱えて右往左往している。




何がヤバいのか分からない私の方がヤバいんだろうか。



冗談ばかり言ってさすがの深澤先輩も疲れてしまったんだろうか。




急に口数が減っている。




「…多分そろそろ夕飯の時間ですよね？戻りましょう」




深「ん、だね！ごめんごめん！」




部屋を出た所でそれぞれの部屋に戻る為に深澤先輩と別れる。




「本当に今日はありがとうございました！」




深「うん、全然。お疲れ！…明日は俺の為に頑張って踊ってくれるってことでオッケーね？」




「はい！間奏の部分、ちゃんと直ってるか確認して頂けると嬉しいです！」




深「…りょーかい！Aちゃんのことだけ見てるから」




「あ、間奏部分以外は見ないで大丈夫です！」




全体的には恥ずかしくてまだまだ見せられたもんじゃないのです…




深「…あぁ……うん」




？




深澤先輩が最後何だか元気がない気がしたけど、気のせいだよね？




たくさん練習してたくさん笑ったらお腹も空いてきた。





さぁ、いっぱい食べて夕飯後のレクに備えよう！






Fin.

ラウールくん×肝試し→←深澤先輩×自主練

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す