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週末は元々予定していた目黒くんの歓迎会に加えて、彼の初めての営業成功も兼ねた飲み会が行われた。
目黒くんは中央の席に座り、見事に女性社員に囲まれながらお酒を嗜んでいる。
私は端の席でちまちまと鳥軟骨をつつき、ビールで流し込んでいた。
「あーー美味しい！」
愛「Aおっさんみたいだよ、笑」
隣で愛ちゃんがケラケラと笑っている。
「何とでも言いなさい。金曜日に飲むビールほど美味しいものはないんだから」
私も良い感じに酔いがまわり、今すぐ帰って寝たいくらいだ。
愛「そう言えば、その後渡辺くんとどう？」
愛ちゃんのその問いかけに一気に胃が重くなる。
「もーう…せっかく楽しく飲んでんだから翔太の話はやめてよぅ」
愛「あ、ごめん！…え、てか嘘？…もしかして別れ…「別 れ て な い！」」
愛ちゃんが縁起でもない事を言うので、私は食い気味に言い返す。
翔太からの連絡は相変わらずない。
もしこのままずっと帰って来なかったら…？
考えたくもない不安が込み上げ、私は「うわぁぁ」っとテーブルに突っ伏した。
愛「ちょっと、マジでA酔いすぎ！二次会は行かないで今日は帰りなよ？」
言われなくたってそのつもりだ。
結局愛ちゃんは二次会のカラオケに参加すると言って、なぜか目黒くんに私を託している。
愛「目黒くん！主役に頼むの申し訳ないんだけど、Aの事送ってもらってからカラオケ参加でも良い？」
目「もちろんです。…てか、二次会出ないのはありですか？」
「ありですかー？」と愛ちゃんがそのまま部長に聞けば、ベロベロに酔った部長は「参加は自由だから全然オッケ〜」と緩く返した。
愛「じゃあ目黒くんよろしくね！A、またね！」
「うん〜」
自分でも飲みすぎた自覚はありながら、私は愛ちゃんにヒラヒラと手を振る。
「愛ちゃんの話は気にしないで。大丈夫、一人で帰れるから」
目「でもめっちゃ酔ってますよね」
「そんな事はない」
目「じゃあ真っ直ぐ歩いてみて下さい」
「いいよ」
私は目黒くんの挑発に乗るように意気揚々と歩き出すが、大ジョッキのビール2杯とハイボールで足元はぐらんぐらんだ。
「あっっぶね！」と、目黒くんに腕を掴まれ、よろけそうになるところを支えてもらう。
目「そんなんでよく一人で帰れるとか言いますね。さ、行きますよ」
そう言って目黒くんは私の手を握って歩き出した。
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R(プロフ) - みかさん» 嬉しいですー！ありがとうございます🥺✨ (2022年8月31日 14時) (
レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
みか - あっという間に読んじゃいました🤣 (2022年8月30日 19時) (レス) id: d2e789e792 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - まりもさん» そんなそんな😳💦でも嬉しいです。読んで頂きありがとうございました🥺✨ (2022年8月27日 5時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
まりも - 話がちで神すぎません！？こんなに神作が作れるだなんて...尊敬してます！🤗 (2022年8月26日 10時) (レス) @page50 id: c571029d19 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - pupupupu8887さん» そんな風に言って頂けて私も幸せです🥺ありがとうございます！またお話が書けるよう頑張ります☺️ (2022年8月24日 20時) (レス) id: 7b806d3bae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：R
| 作成日時：2022年8月12日 17時
