来世は妖精になって帰ってきますね

昔々、妖精に育てられた女の子がいました。

真っ黒な髪、琥珀色の瞳のとっても可愛らしい女の子です

魔力も高くて茨の谷でも何不自由なく暮らすことができました

剣術の腕も高く、女王の護衛としての任務を担っておりました。

どんな戦にも彼女は怯みません、どんなに不利であろうと諦めません

それは勝てると言う絶対的な自信があったからです。

ですが、彼女の伝説は流行病で幕を閉じたのです。

若く美しい彼女が弱る姿を誰も看取ることができませんでした。たった1人を除いて

「来世は妖精になって…お父様の元へ帰ってきますね」

2人は残りの時間をゆっくり過ごした。そこで物語は終わる

妖精の親子という絵本から抜粋執筆状態：完結