あの日から...【テニプリ】 (ページ13)

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12話ページ13

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噂も収まりつつある頃、男子テニス部の過激ファンの子たちから呼び出しを受けた

“放課後屋上に来てね”
とのこと

扉を開く前に深呼吸というよりかは溜め息を吐いた

扉を開くとそこには顔がキツめの女子が3人いた

「ちゃんと来てくれて嬉しいなぁ、いきなり質問で悪いんだけどね、マネージャーになったって本当?」

最近聞かれなくなったと思っていたけどこういう人まだいたんだ...

『なっていません』

「そうよね、貴方みたいな人がマネージャーになるわけないわよね、彼らとは釣り合わないもの」

彼女たちはクスクスと笑い、蔑んだような目で私をみる

「でもね、彼らの目に留まったからっていい気にならないで！他にもふさわしい子がいるんだから！」

いい気になんかなってない

ふさわしい子がいることも自分がよく解ってる

でも貴方たちには言われたくない

『自分の方がふさわしいとでも...？』

やばっ...口が滑った...!

もう遅かった

「...!!なによ!!わかったような口をきいて!! 」

『あなたこそ私の事何も知らないじゃない』

「うるさいっ!! 」

パン...!

頬に痛みが走った

どうやら叩かれたらしい

「今日はこのくらいにしてあげる、また目立ったことしたら今度はただじゃ済まないからね」

そう言って彼女たちは屋上から去っていった

私はその場にぺたんと座り込んだ

思ったより痛くなかったけどジンジンする...

さっきの事を思い返したら段々腹が立ってきた

『～～～!!ふざけんなーー!!』

久しぶりにこんな大声出したかも

叫んだら少しスッキリした

『よし、帰ろう』

私は力強く立ち上がり屋上を後にした

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