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阿曇家の都市伝説
この世のどこかに、大昔から朽ちることなく続いた、女だけの家系がありました。
その一家は、阿曇家と呼ばれ、大きな権力を持っていました。
その為、嫁に行くのではなく、婿を貰っていたので、途中で途切れることはありませんでした。
ある日、その権力に目をつけた女が、阿曇家を騙せば一攫千金も夢ではないのでは、と考えました。
その女は、無事、阿曇家の暮らしている場所を発見し、行動に移すことにしました。
女は先ず、婿を先に殺してしまおう、と、考えました。
そこからはとても早く、すぐに殺すことが出来ました。
しかし、それに気づいた阿曇家は、その女を殺してしまいました。
それからというもの、阿曇家を騙そうと考える者はいなくなりました。
それでも、阿曇家は大事な婿を殺されたことに怒りはおさまらず、その地域一帯の女を殺してしまえと下の者達に命を下しました。
そして、その地域が男だけになると、次は、地域の男を阿曇家に連れてくるように伝えました。
連れてこられた男達は、阿曇家の一人一人に複数人あたえられ、阿曇家の者達は、男達をまるで飼い犬のように扱いました。
しばらくして、そんな扱いが嫌になった一部の男達は、阿曇家の命令に背きだしました。
それに怒った阿曇家の者達は、いうことを聞かない醜い犬共は、薔薇にでも変えて飾っておいた方がまだ綺麗だ、と、男達に薬を飲ませて薔薇に変えてしまいました。
ですが、その薬は未完成で、薔薇に変えた男達の意思が残り、薔薇に姿を変えることが出来るようになっただけ、という結果になってしまいました。
そんなおかしな身体の変化に気づいた男達は、精神が不安定になり、おかしくなってしまいました。
それを見た薬を飲んでいない男達は、阿曇家に逆らってはいけない、逆らえば死ぬよりも辛いことが待っている、と認識し、それ以来阿曇家に逆らうことなく暮らしていきました。
阿曇家は、この方法でもっと権力を大きくすることが出来ると考え、未だに、女を殺し、男をペットに、逆らうものは薔薇に、変えているのだとか。
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長くなってすみませんでした。
詳しく説明しておいた方が後々話がわかりやすくなると思ったので、設定はできるだけ細かく書いていこうと思います!
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作者名:崖まき | 作成日時:2018年2月13日 1時