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二宮の言うことは最もだった。
理由は何であれ、アイドルの顔に傷をつける事なんて許されない。
しかも、それも嵐のメンバーになんて……。
『……………』
二宮「…アンタさぁ、自分の立場分かってんの？俺たちがアンタと1年契約結んでも、いつだって俺らはアンタを蹴落とせるんだよ？社長だって俺らみたいな上玉をそう簡単に手放す事も出来ないだろうし」
なんてズル賢い男なんだろうか。
私は虚無感に浸りながらも、今回の件を社長に何て報告するべきか虚ろな目で考えた。
………やはり、自分のせいだと言うべきだろうか。
でも、それは誰の得にもならない。
ちゃんと言わないと、嵐も、私も。
いつまでたっても、変わらないんだから………。
二宮「あ、勿論今回の件は全部アンタが背負ってよ。“大野さんを巻き込んでしまい、大変申し訳ありませんでした”って言え。これ以上あの人の信頼と人気を落とす訳にはいかないからね」
仲間思いな人。
でも、残酷で無情な人。
『……………分かりました』
二宮「……言い返すのかと思ったら、何、急に大人しくなっちゃって。気色悪」
『……では、私には……その、仕事がまだ…残っているので……』
二宮「は？」
予想外の返事に私は肩を跳ねらせた。
何か私、悪いこと、言った？
何が、間違いだった？？
『す、すいません……』
二宮「アンタ、マジで感情あんの？なぁ。さっきの喧嘩見て、二人の怪我見ても、仕事ォ？……ッハ、ごめーん。やっぱりアンタ腹立つから一発殴らせて」
『ッえ……ん”ッ！！！』
今度は右頬に激痛。
奥歯を噛み締め、痛みに必死に耐える。
大丈夫、大丈夫、慣れてるから。
感情に身を任せた暴力なんて、痛みも感じないくらい、やられてきたでしょ。
こんなの、比でもないでしょ…！！
二宮「オラ、立て」
髪の毛を引っ張られ、無理矢理立たされる。
やめろ……やめろ！！
触るな、触るな、触るなよッ！！
二宮「大野さんの家行くぞ」
『………は』
二宮「あ”？文句あんのか？翔ちゃんは手当てするのが苦手なの。だからアンタが大野さんの手当てしろよ。…………ちょっとでも下手な真似したら、アンタの身体、赤く染まるぞ」
『ッ！！！』
身体の血の気が一気に引いた。
硬直した身体で、首を縦に動かすことが精一杯だった。
下手な真似をしたら……。
でも、男の家で男三人…………。
私にはもう、希望という文字は無かった。
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ゆめ - すごく面白い作品！！3年も経っているのに突然すいません、、、もしかしたらもうここ自体を辞めてしまっているかもしれませんが、更新楽しみにしています！！ (2020年12月2日 16時) (
レス) id: 49abb5db6b (このIDを非表示/違反報告)
櫻まり - この作品、とても面白いです！更新待っているので自分のペースで無理せずに頑張ってください♪ (2017年12月14日 2時) (レス) id: 372a2ea08d (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｰﾒｲﾄﾞ - 何回も読みたくなるほど、素晴らしい作品で私のお気に入りです♪リクで主人公ちゃんの男性恐怖症が治り嵐と仲良くして行くのが見たいです!!更新楽しみに待ってます!!だんだん寒くなってきたので、身体に気をつけて頑張ってください(^^)応援しています(^o^)/ (2017年10月17日 0時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
Chiba(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます！こちらも誤字脱字が無いかハラハラしながら書かせてもらっています！これからもみぃこさん初め、たくさんの読者様にハラハラしてもらいます(ゲス) (2017年9月10日 12時) (レス) id: d6c2fd72ef (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんばんは☆ドキドキしながら読ませてもらってます(^-^)これからの更新も楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月9日 20時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Chiba | 作成日時：2017年7月23日 14時
