夜想曲【8】 ページ9
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凛月side
「・・・・で、・・・話ってなに?」
「姉さんのことだよ(ニコッ)」
エッちゃん、顔が怖い。
目が笑ってないんだけど。
「エッちゃん、怖いんだけど」
「一応言っておくけど、姉さんを好きにならないでね?」
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「・・・・・・は・・・?」
「姉さんなら、凛月くんぐらい簡単に落とせると思うけどね」
今分かった。
エッちゃんは極度のシスコンってことが。
「なに、姉自慢?」
「そう思ってもらえたらいいかな。ただ、姉さんとはレッスン以外で関わらないで。プロデュースをKnightsしたのは、司くんとその他3人の知り合いがいただけだからね。」
「じゃあ、AにKnightsのプロデュースを頼んだ本当の理由はス〜ちゃんとの交流を深めるため?」
「凛月くん。
・・・・なんで名前で呼んでるのかな?」
あーあ、めんどくさい・・・・・。
・・・兄者と同じくらい。
「だって、苗字で呼んだらエッちゃんと紛らわしくなるでしょ。」
──────中略──────
結局、名前で呼ぶことを許された。
「それよりもさ、さっきの問に答えてよ。」
「あぁ、確かにそれも理由のひとつではあるね。まあ、他にも理由は色々とあるよ」
「・・・ふ〜ん。まあ、おれには関係ないけどね〜。それよりもう行っていい?レッスンなんだけど」
「君が真面目にレッスンするとは思えないけどね。もういいよ(クスッ)」
「ん。それじゃあね」
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作者名:宝坂 藍花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3c8fc251461/
作成日時:2019年5月6日 19時