真夜中のノクターン【朔間凛月】 (ページ15)

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夜想曲【14】～追憶～ページ15

(追憶編まだ続きます)

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また、『清潔な監獄』に囚われたテンシ(英智)と、壊れてしまった駒(レオ)が闘いあうまでの話──────。

泉side

「れおくん、闘わなくてもいいんじゃないの？」

俺はそう声に出した。

正直言って、れおくんが勝てる可能性が高い訳じゃないし。

むしろ、"皇帝"のほうが有利だと思うけどねぇ。

「いや、テンシは多分、おれが争いを好まないって知ってるから、本気で来ると思うんだよな～。････それに、Aに勝つって言っちゃったし」

「あぁ、あれの姉か････」

「だから、おれも本気で闘う」

────────────

そうして、現状がコレ。

王様は負けて壊れちゃったし。

めんどくさいし･･･。

チョ～うざぁい････！！

････だけど、れおくんには幸せになってほしい。

れおくんがAのことが好きなのは、昔から知ってる。

よく話してるから。

それでいて、Aもれおくんのことを理解してるから。

･･･････壊れたれおくんを救えるのは、Aだけだから。

──────

瀬名くんsideは初めて････。

こんな感じでいいのか････？