20話 ページ22
加々見「それが事故で死んだ?
自分の息子が人を殺したことも知らずに、なんの復讐にもならないよっ!!
まだ一度も謝ってもらってない!!」
父親に自分の犯した罪を知らせ、今までの事を謝ってもらう為…それがここまで来た理由
つまりは復讐だった……それでも、
貴「加々見さん、あなたは人を殺した
それは変えようもない事実です」
志摩「理由はどうあれ、命は、取り返しがつかないんだよ」
伊吹「お前…バカだなぁっ!殺しちゃダメなんだよ!
相手がどんなにクズでも、どんなにムカついても、殺した方が負けだ」
伊吹さんは、少し涙目で加々見に怒っていた
この人は、相手がどんな人間だろうと、その人の為に泣いて、怒る事ができる人なんだ
…私とは違う
伊吹「……無実でいて欲しかったなぁ…」
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伊吹さんが加々見に手錠をかけ、パトカーに乗せようとすると、田辺夫妻がいた
奥さん「加々見くん!」
旦那「ごめんね、最後まで付き合うって約束したのに…ごめんね!
いつかまた3人で、ドライブしよう!
今度こそうどん食おう!」
田辺夫妻は、ずっと加々見に向かって謝っていた
いい人達だったんだろう、加々見がその2人に頭を下げ、パトカーに乗せられても、しばらくそのパトカーを見送っていた
貴「はぁ…」
パトカーを見送った後、事件の全てが終わった事に息を吐き出した
長い距離を走り続けた事もあって、疲れたし足も痛い
伊吹「Aちゃ〜ん」
貴「?どうかしましたか?」
伊吹「ん、」
ふと名前を呼ばれたから返事をすれば、私を呼んだ伊吹さんが私の後ろを指差している
貴「? ……あ"」
志摩「……」
何かと思い振り返れば、志摩さんがこちら…正確に言えば私の事を見て険しい顔をしている
バイクを置いて行ったことか、それとも連絡をこまめにしていなかったからか…理由は分からないが、怒っている事は分かる
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ちゅん(プロフ) - はじめまして!作品読ませていただきました。すっごく面白かったです!続きはもう書かれないんですか??更新楽しみに待ってます! (2022年1月1日 18時) (レス) @page11 id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
蒼華(プロフ) - ぽんさん» 教えて下さりありがとうございます!!これからは気をつけます! (2020年10月7日 20時) (レス) id: 0d33117d3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼華 | 作成日時:2020年10月7日 16時