検索窓
今日:8 hit、昨日:23 hit、合計:9,480 hit

20話 ページ22

加々見「それが事故で死んだ?


  自分の息子が人を殺したことも知らずに、なんの復讐にもならないよっ!!


  まだ一度も謝ってもらってない!!」


父親に自分の犯した罪を知らせ、今までの事を謝ってもらう為…それがここまで来た理由


つまりは復讐だった……それでも、


貴「加々見さん、あなたは人を殺した


  それは変えようもない事実です」


志摩「理由はどうあれ、命は、取り返しがつかないんだよ」


伊吹「お前…バカだなぁっ!殺しちゃダメなんだよ!


  相手がどんなにクズでも、どんなにムカついても、殺した方が負けだ」


伊吹さんは、少し涙目で加々見に怒っていた


この人は、相手がどんな人間だろうと、その人の為に泣いて、怒る事ができる人なんだ


…私とは違う


伊吹「……無実でいて欲しかったなぁ…」


_____________________________


伊吹さんが加々見に手錠をかけ、パトカーに乗せようとすると、田辺夫妻がいた


奥さん「加々見くん!」


旦那「ごめんね、最後まで付き合うって約束したのに…ごめんね!


  いつかまた3人で、ドライブしよう!


  今度こそうどん食おう!」


田辺夫妻は、ずっと加々見に向かって謝っていた


いい人達だったんだろう、加々見がその2人に頭を下げ、パトカーに乗せられても、しばらくそのパトカーを見送っていた


貴「はぁ…」


パトカーを見送った後、事件の全てが終わった事に息を吐き出した


長い距離を走り続けた事もあって、疲れたし足も痛い


伊吹「Aちゃ〜ん」


貴「?どうかしましたか?」


伊吹「ん、」


ふと名前を呼ばれたから返事をすれば、私を呼んだ伊吹さんが私の後ろを指差している


貴「? ……あ"」


志摩「……」


何かと思い振り返れば、志摩さんがこちら…正確に言えば私の事を見て険しい顔をしている


バイクを置いて行ったことか、それとも連絡をこまめにしていなかったからか…理由は分からないが、怒っている事は分かる

21話→←19話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 5.5/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
209人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゅん(プロフ) - はじめまして!作品読ませていただきました。すっごく面白かったです!続きはもう書かれないんですか??更新楽しみに待ってます! (2022年1月1日 18時) (レス) @page11 id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
蒼華(プロフ) - ぽんさん» 教えて下さりありがとうございます!!これからは気をつけます! (2020年10月7日 20時) (レス) id: 0d33117d3a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蒼華 | 作成日時:2020年10月7日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。