五人家族の毎日ﾊﾟｰﾄ6 (ページ10)

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250話…Ｍside ページ10

ここ最近,安定していたが,暑かったり涼しかったりする気候の為,体調不良になってしまった2人｡最近は松兄と菜緒姉に任すが今日は俺と和にぃは仕事を休んで看病する
潤｢雅にぃ,息苦しいね喘息だね,吸入しようか｣
俺の言葉に頷く雅にぃに吸入器を渡し体を後ろから抱きしめ支え吸入してもらうと呼吸が整い落ち着いてきた
和｢智にぃ,どこが辛い?教えて｣
智にぃは目を瞑り顔を歪めている,和にぃは智にぃの手首を触って
和｢脈が速いし跳んでるね,智にぃ息苦しいね,ゆっくり息して｣
和にぃは智にぃを抱き｢吸って吐いて｣言いながらと背中を優しく擦ってあげ落ち着いてきたので和にぃが｢薬,飲もうね｣と言って口に錠剤と水を入れてあげる,ｺﾞｸｯと音がして智にぃは幼少時からの習慣なんだろう薬,飲めたと口を開けてみせる,和にぃは笑みを浮かべ頷く｡
雅にぃも智にぃも俺と和にぃに抱かれた体制でｸﾞｯﾀﾘしている｡俺と雅にぃ,智にぃと和にぃはｻｲｽﾞ感は似てる｡俺は智にぃも雅にぃも抱いたり背負えるが和にぃは雅にぃは抱いたり背負ったりはちょっと厳しい,智にぃは出来るので揉める事もなく俺が雅にぃ担当で和にぃが智にぃ担当となった(笑)抱いたまま数分後2人を見ると
潤｢あれ?雅にぃ寝ちゃてる｣
和｢智にぃは寝てる｣
潤｢2人共,発作,起きちゃって疲れちゃったんだね｣
和｢このままそっと寝かせよ,寝れる時に寝てほしいし｣
俺は和にぃの言葉に頷きそっと体をずらし雅にぃをﾍﾞｯﾄﾞに横に髪を撫でる,和にぃもそっと智にぃをﾍﾞｯﾄﾞに横にし同じく髪を撫でる
智にぃは不整脈の発作,雅にぃは喘息の発作,時々大きな発作を起こす
雅にぃの喘息は元々持ってた持病だけど事故後に免疫力とか低下して悪化したらしい,智にぃの不整脈は事故の後遺症での持病らしい,幼少時に発症し持病としての病歴は長いけど,それでも発作が起きると辛く苦しく体力を消耗して疲れてしまう｡そして勿論,俺達は,今までに幾度となく発作に苦しみ辛そうな2人を見てきた｡
潤｢言っても仕方ないけどさ…2人が発作で苦しんだり具合悪いのを見る度に思う,今の俺が過去に行けたら助けてやれるのにって｣
和｢そうだね,同じ事,思ってるよ…きっと本人達も思ってるかもね｣
松兄｢2人を愛してる皆が思ってる戻れたら助けたいと,飯,作って持って来たから食って来い,2人は俺が見とくから｣
いつの間にか背後にいた松兄がそう言い俺と和にぃは少し遅めの昼食を食べ,終り戻ると松兄は俺達の頭を撫でると自宅に戻っていった