34話 ページ1
凛「っ……」
凛月は今、碧月の家に向かって全速力で走っている。
いつも気だるげな彼からは想像できないほど一生懸命に
凛「(何も知らないまま付き合ってたけど今は違う……!!碧月に謝らなきゃ……!!)」
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碧月の家の前に着いた
鍵は伊月から貸してもらっていたので直ぐに入れた
すると
碧「兄さん??おかえり……え?」
碧月が居た
凛「みっちゃん!!」ガシッ
凛月は逃げようとする碧月の手を掴んだ
微かに碧月の手が震えている
碧「……何しに来たの。帰って……」
凛「嫌だ。みっちゃんは勘違いしてる。」
凛月は真剣な眼差しを向けている
碧「なんで……凛月君はあんずちゃんが好きだったんでしょ??膝枕とかもしてもらってたし……僕は要らないんじゃないの?」
泣きそうな目で言う碧月に凛月はいたたまれなくなった
でも出来る限り真剣に
凛「それは違う。俺はあんずにいっつも膝枕してもらってて。好きなのはみっちゃんだけ。みっちゃんが言うなら直ぐに辞める。」
碧「へ…??」
碧月はポカンとしている
いつもしてもらってた……??
という色々と言いたそうな顔だ
碧「え……じゃあ……僕の勝手な思いこみすぎって事……??」
凛「そう。俺が好きなのはみっちゃんだけだよ。」
すると
碧「ごめんね……僕……」 ポロポロ
泣き出してしまった
凛「いいんだよ。これからやり直せばいいんだから。」
碧「ありがとう……」
これで仲直り成功である
凛「これからはあんずに膝枕してもらうの辞めるね。だからみっちゃんが俺に膝枕して??」
碧「え!?いいよ??」
凛「なんで疑問形なの」クスッ
凛月が笑うと碧月も連られて笑ってしまった
久しぶりの暖かい。幸せな空間が広がっていた
すると
ポン
凛「ん??伊月だ。そろそろ帰っていい?ってw俺が事情説明してあれだったからだw」
碧「あ、だから兄さんまだ帰ってきてなかったんだw」
流石伊月。シリアスか幸せ展開壊していく達人である←()
伊「待って俺不憫!?」
と叫んでいる伊月は放っておいて
2人の仲直りは済んだ
今はなんと12月……
スタフェスがもうすぐ開催される
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やっと喧嘩(??)終わりました〜!!
いやー、長かったですね。
色々と書きたかった設定ぶっ込んで訳分からないところがありますがここまで読んでいただきありがとうございます!!
そして続編ありがとうございます!!ここまで来れたのも皆様のおかげです!
リクエストも募集しておりますのでいつでもどうぞ☆*。
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作者名:瑠月 夜斗 | 作成日時:2020年10月5日 0時